こんにちは。ふぐたくまおです。
今回は総合資格学院の2年で一級建築士取得をめざすセット講座、いわゆる2年コースにと言われる講座について自身の失敗談を交えて解説していきたいと思います。

正式名称は「1級建築士パーフェクト合格必勝コース」というらしいですね。
目次
総合資格の2年コースって、そもそも何か?
公式ページを確認してみると、以下のような記載があります。
パーフェクトコースとは、超難関の1級建築士学科試験に向けて2年間で合格できる実力を養成する特別コースです。大学在学中の方や学校卒業後間もない方などが、合格を早期に勝ち取るための計画的実力養成コースとなっています。
引用元:総合資格学院公式ページ
勉強のスケジュールとしては、1年目に学科試験の基礎的な勉強を行い、2年目で学科試験対策をより完璧にし、学科試験合格後は製図の勉強を行うといった流れです。
表でみてみると、スケジュールがよりわかりやすく見えますね。

結論:2年コースはおすすめしません!

結論から言うと、2年コースは不要です。
シンプルにこれ以上、いう必要はありません。笑
なぜ2年コースが不要なのか、以下の3つの理由で詳しく解説していきたいと思います。
おすすめしない3つの理由
一級建築士の勉強は1年頑張れば十分、やる気は2年も続かない
ぼくが一級建築士に受かった時感じたことは、1年間集中して勉強すれば十分だなと感じました。
それに人のやる気や集中力は、到底2年間も持つわけがないんです。
それなら、最初の一年間は遊んで、次の年に思いっきり集中して勉強するほうが、マシだと思います。
メンタルが豆腐なぼくの場合、やる気が3日間続けばいい方です。笑
授業料が高い
基本的に総合資格学院の授業料は、他と比べても高いです。
加えて2年分の授業料なので、必然的に金額が上がるのは当然のことなのです。
公式ページによると、金額は、1,650,000円(税込1,815,000円)とのことです。
これを高いと考えるかどうかは、人によって違うと思いますが、ターゲット層である学生や卒業後間もない社会人がすぐにポンと出せる金額ではありませんよね。

うーん、今考えると中古のSUVが買えるくらいの値段を払っていたのかな・・・
恐らく営業マンは、若い人を勧誘する場合、2年コースを勧めてくるはずです。そして、勧誘する時にこんなことを言ってきます。

一級建築士は、難関資格です。毎年合格率は10%程度なので、ほとんどの人が1年じゃ受かりません。なので、あらかじめ2年間しっかり勉強をしてから試験に臨むことをおすすします!

普通に2年受講するよりもセット割引になっているので、金額が安いです!
これはお得なコースですよ!
そもそも授業料が高いのに、そこと比較してどうするんだよ!と突っ込みを入れたくなるんですが、あたかも安くてお得な講座であるかのように言ってきます。
営業マンからしてみれば、2年コースに申し込ませるのが、きっと一番おいしいんですよね。
これに言いくるめられて、何となく申し込みさせられてしまう若い人も多いのではないでしょうか。

ぼくもそのうちの一人です・・・
法改正により、受験に2年も待つ必要がなくなった

(※画像は公益財団法人建築技術教育普及センターより拝借)
令和2年3月1日建築士法が一部改正され、建築士試験の受験要件が変更となりました。
詳細は国交省のホームページで確認できます。
簡単にいうと、例えば四年制の建築学科を卒業している場合、今までは、受験をするまでに2年間の実務経験が必要でした。しかし法改正後は、実務経験が2年間に満たなくても、つまり卒業後すぐに受験をすることが出来るようになったのです。
ただし、仮に試験合格しても免許登録までに実務経験を積まなくてはならないため、卒業後すぐに一級建築士になれるわけではないので、要注意!
ということは、学生や卒業後間もない社会人であっても、わざわざ2年コースを受講する必要はないのです。
補足
ここまで、全否定してきましたが、「じゃあ本当に2年コースは誰しも不要なのか?」ということについて補足します。以下のような考えの方は受講してもいいと思います。
- 卒業と同時に確実に受かるために、大学3年生のうちから勉強を始めたい
- 合格後は一級建築士の講師業を検討しているため、より深く、より完璧な知識を身に着けたい
等々・・・
つまり自分の明確な意思があった上で、受講する分には何の問題もないと思います。おそらく、2年間真面目に受講し続けて、試験に臨めば、まず間違いなく合格できると思います。なぜなら、総合資格学院のカリキュラム自体は、とてもしっかりしているからです。

それでも、コストパフォーマンスを考えると、1年の勉強で十分だと思います!
一番よくないのは、営業マンに丸め込まれ、「なんとなく不安だから」と、漠然とした気持ちで受講「させられて」しまうことです。
まとめ
最後にまとめますと、総合資格学院の2年コースは受講する必要はありません。
理由は以下の3つです。
- 一級建築士の勉強は1年頑張れば十分、集中力は2年も続かない
- 授業料が高い
- 法改正により、受験に2年も待つ必要がなくなった
特に3つ目の法改正は、大きいと思います。卒業後すぐに受験できるようになったことで、今まで受けたくても受けられない人が大幅に少なくなり、2年間も勉強する理由がほぼなくなったからです。
以上、参考になればうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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