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【一級建築士】学科試験の合格ラインは?合格率との意外な関係!

この記事の著者:ふぐた くまお

プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!

合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・

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こんにちは。ふぐたくまおです。

一級建築士試験は、例年多くの方が受験する人気の国家資格ですよね。そして、試験の難易度はとても高く、学科試験と設計製図試験の両方に合格しなければなりません。

二つの試験の総合合格率は例年10%程度といわれていますが、実際の合格ラインが気になりますよね。

ふぐたの煩悩

どれくらいの点数で合格できるのか教えてほしいな!

ふぐた くまお

確かに 、目標点数があるほうがイメージ しやすいよね!

それでは、今回は学科試験の合格ラインについて詳しく紹介します。

一級建築士試験の配点と合格基準点

科目ごとの配点について

一級建築士の学科試験は5科目で構成されています。

対策すべき項目が非常に多いため、試験勉強はとても大変ですよね。さらに、製図試験もあるとなると気が遠くなりそうです。

基準点を確認する前に実際どのような配点なのか見てみましょう。

各科目ごとの出題数、配点をまとめてみました。

出題科目出題数配点試験時間
計画20問20点環境、設備と合わせ計2時間
環境・設備 20問 20点
法規 30問30点1時間45分
構造30問30点施工と合わせて計2時間45分
施工25問25点
ふぐた くまお

学科試験は四肢択一で1問1点なんだよ!

ふぐたの煩悩

試験時間が長くて気が遠くなるよ…

合格基準点を見てみよう

一級建築士の学科試験には科目ごとに合格基準点が設定されています。

それぞれの合格基準点を超えなければ不合格なのです。とても厳しい試験ですよね。

令和2年度・令和元年度・平成30年度の合格基準点をまとめてみました。

計画環境・設備法規構造施工総得点
平成30年度 11/20点11/20点16/30点16/30点13/25点91/125点
令和元年11/20点11/20点16/30点16/30点13/25点97/125点
令和2年度 11/20点10/20点16/30点16/30点13/25点88/125点

一級建築士試験に合格するには、各科目で半分以上の得点が必要ということが分かりますね。

国土交通省は、一級建築士学科試験の総合合格基準点を「90点程度」として設定しています。


ですが、想定していた合格率と実際の合格率との間に大きな差がみられる場合は、合格基準点の補正が行われます。

つまり、年によって合格基準点が変動するということです。

ふぐた くまお

過去の合格基準点が取れたとしても、毎年点数が変わるから油断できないってことだね!

目標点数を目指すうえで、大切な勉強法が気になる方はこちらの記事もご確認ください。

目指すべき目標点はこれだ!

ふぐたの煩悩

目標といっても、これまでの試験結果の点数がバラバラで、どうしたらいいかわからないや。

ふぐた くまお

過去の合格基準総合点をみてみようか!

平成25年から令和2年までの合格基準総合点を、表にまとめました。

年度合格基準点(総合点)
平成25年92点
平成26年90点
平成27年92点
平成28年90点
平成29年87点
平成30年91点
令和元年97点
令和2年88点

一級建築士学科試験では、過去問をベースとして出題されることが多いので、試験対策としては過去問演習の繰り返しが大切ですね。

過去問は、何度も解いていくと思いますが、最初の目標としてはここを取れるようにしましょう。

ですが、いきなりこの点数を目指す必要はありません。

余裕をもって自分のペースで勉強し、力を身に着けていくことが大切です。

合格率が低い本当の理由!?

一級建築士試験は、合格率が非常に低いことで有名ですが、なぜだと思ったことはありませんか。

上記で解説した、厳しい合格基準以外の理由もあるんです。

過去5年間の、一級建築士学科試験の受験者数と合格者数をまとめました。

年度学科試験の合格者数合格者数合格率
平成28年2,6096人4,213人16.1%
平成29年26,923 人 4,946 人 18.4%
平成30年25,878 人 4,742 人 18.3%
令和元年25,132 人 5,729 人 22.8%
令和2年30,409 人 6,295 人 20.5%
ふぐた くまお

合格率の低さにびっくりしちゃったよ!

受験者の中には、いわゆる「記念受験」の方も一定数いると考えられます。

確かに、年に一度しか行われない試験なので「せっかくだし受験してみよう!」と考えもおかしくないですよね。

そのため、「記念受験者」の存在は合格率を下げる要因になっていると言えます。

低い合格率をみて焦る必要は全くありませんよ。これからの対策がとても重要なのです。

ちなみに、製図試験の合格ラインについて

一級建築士試験は学科も厳しいですが、製図試験も難しい門となっています。

製図試験は点数ではなく、ランクによって合否が分けられます。

ランク内容
ランクⅠ「知能及び技能」を有するもの
ランクⅡ 「知能及び技能」 が不足しているもの
ランクⅢ 「知能及び技能」 が著しく不足しているもの
ランクⅣ設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの

このランク分けの中で合格できるのは「ランクⅠ」の評価を受けた者のみなんです。

そのため、製図試験の合格基準も比較的厳しいのです。

学科試験を合格した後に、製図試験でも高い評価を受けなければならないというのは、やはり第一級建築士試験は狭き門といえますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、一級建築士の合格ラインについて紹介しました。

  • 学科試験には科目ごとに合格基準点が設定されている!
  • 毎年、合格基準点は変動する!
  • 過去問を中心に目標設定を!

一級建築士を目指すみなさまの悩みが、少しでも解決したらうれしいです。

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こんにちは。ふぐたくまおです。

「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。

ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!

自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。

  • できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
  • これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない

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