こんにちは。ふぐた くまおです。
過去問などいくつも解きながら勉強していると、自分の点数が「合格点に達しているか」「足切りにかかっていないか」など気になりますよね。
ただダラダラと過去問を解いただけでは、集中力もかけますし時間が過ぎるだけです。
ここでは合格点や足切りについて考え、あなたに必要な点数を明確化して日々の勉強の目標にして頂けたらと思います。

いくら勉強してもどれ位点数取ればいいのかわからないから、受かる自信が出てこないよ…

そうだね。
勉強してても基準となるものがないと目標に向かえないよね。
そこで今回は合格点について話していこう。
そこで今回は
- まず出題科目の出題形式を知る
- 学科科目のそれぞれの合格基準点を把握しよう
- 1科目でも基準点に届かないと足切り対象になるので、自分の苦手分野を知ろう
これらを過去のデータを元に分析して、自分に必要な点数を理解していきましょう。
目次
学科試験の出題形式

それでは学科試験の基本的な時間割を見ていきましょう。
試験科目 | 計画 | 環境・設備 | 法規 | 構造 | 施工 |
出題数 | 20問 | 20問 | 30問 | 30問 | 25問 |
試験時間 | 計画・環境・設備 で2時間 | 1時間45分 | 構造・施工 で2時間45分 |
一級建築士の試験科目は「計画」「環境・設備」「法規」「構造」「施工」の5つの項目から出題されます。
計画・環境・設備と法規の間に45分、法規と構造・施工の間に20分の休憩があります。
出題形式は4択問題で出題され1問1点の合計125点満点の出題になります。

125点中どれ位取れば合格できるんだろ…? 最悪苦手な科目は諦めるかな…

諦めないで!
苦手な科目があってもその科目を答えないと、足切りにされてしまうんだ。
そこで次は全体と科目ごとの合格基準点を見ていこう。
最初から「満点を目指す」という意気込みは大事ですが、全科目間違いばかりを繰り返すと返って苦手意識を強くしてしまいます。
5科目ずつ合格点がありますので、それを基準にして勉強すれば苦手科目に対してもしっかりと対策が取れるのでまず合格点の基準点を確認するところから始めましょう。
合格基準点はいくつ必要!?
それでは合格に必要な基準点がどれ位必要か見てみましょう。
各科目の合格基準点
計画(点) | 環境・設備(点) | 法規(点) | 構造(点) | 施工(点) | 総得点(点) | 合格率 | |
令和元年 | 11/20 | 11/20 | 16/30 | 16/30 | 13/25 | 97/125 | 20.7% |
令和2年 | 11/20 | 10/20 | 16/30 | 16/30 | 13/25 | 88/125 | 22.8% |
これは直近過去2年の一級建築士学科試験における合格基準点を表にまとめたものです。
総得点の合格基準点
年度 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 | 平成28年 |
総得点 | 88 | 97 | 91 | 87 | 90 |
こちらは過去5年の総得点の合格基準点になります。
これらを見てみると、まず各項目で必要な正解数は約6割は必要なのがわかりますね。
総得点に関しては87〜97点と幅があり、約7〜8割の正解率になっています。
そこでまず総得点は100点を取れるように勉強するのをオススメします。そこから満点を取れるように勉強できればその方がいいですが、目的は満点を獲る事ではなく、合格することです。
後に製図試験も控えているので、あまり根詰め過ぎないことも大事です。

学科試験で燃え尽きたら本末転倒ですからね。
そんな勉強法について、大切なことなどをこちらでも詳しく書いてます。
足切りを意識して、苦手科目を克服する


一級建築士の学科試験には総得点ではなく、各項目ごとに「足切り」が存在します。
どんなに総得点が高くても1科目でも基準点を満たさないと製図試験に進めません。
一級建築士の学科試験には「足切り」が存在します。
なのでどの項目も「苦手なんです…」と言い訳することができません。
そしてこの学科試験の足切りには補正がかかることもあります。
例えば、この年に合格基準点を上回る得点者が大勢いたとしましょう。
しかし国土交通省が定めた合格率を大きく上回ってしまうと足切りの基準に補正がかかり、基準点が上がってしまう時があるのです。
そういう時に足切りにあわないように、日頃から苦手科目を重点的に勉強して合格基準点を大きく上回れるくらいに勉強するように心かけましょう。

ちなみにぼくは、設計の仕事をしていたので、現場の知識を必要とする施工はめちゃくちゃ苦手でした・・・

逆に現場監督の同僚は、法規がわけわからんと言ってたね!
もちろん試験日前までには自信を持って試験に挑んで欲しいですが、もし自信がない科目があるときは各科目の間に休憩時間(20~45分)ありますので、その時間も有効に使いましょう。最後の悪あがきは意外と大事です。笑
まとめ
- 学科試験の出題形式を知って対策をしよう。
- 合格基準点は各項目約6割。それ以上取れるように勉強しよう。
- 足切りにかからないように、日頃から苦手科目を重点的に勉強しよう。
どんなに勉強していても合格点を知らないと、明確な目標がなく勉強にも身が入らなくなります。
今回のデータをもとに自分には何が足りないのか、何が苦手なのかを明確にして計画的に勉強してみてはいかかでしょうか?
皆さんのお力になれたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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