こんにちは。ふぐた くまおです。
今回が初受験の方などは、一級建築士の勉強を始めようとしても、まず何から取り掛かればいいかわからなくなることがあります。
勉強方法はいくつもありますが、まず試験に何がでて、どんな問題が出るかわからないと対策の立てようがありません。

勉強しなきゃいけないのはわかるけど、何から始めたらいいんだろ?

何から始めたらいいかわからないなら、まず試験科目がどんなものが出るかを知って対策を考えてから始めてみよう。
だから今回は一級建築士学科試験の試験科目について話すよ!
- 出題科目と問題数はどんなものが出るか。
- 各試験科目を知ろう。
- 製図試験は後回しで学科試験勉強に集中。
目次
出題科目・問題数
それでは学科試験の出題科目と問題数を見ていきましょう。
出題科目 | 計画 | 環境・設備 | 法規 | 構造 | 施工 |
問題数 | 20問 | 20問 | 30問 | 30問 | 25問 |
試験時間 | 計画・環境・設備 合わせて2時間 | 1時間45分 | 構造・施工 合わせて2時間45分 |
このような時間割で試験は行われます。
ある程度勉強が進み、過去問などを解くのに慣れてきたらこの時間割通りに自分なりの模試をするのもいいと思います。
各試験科目をチェック

前述した通り試験は、学科I(計画)学科II(環境・設備)学科III(法規)学科Ⅳ(構造)学科Ⅴ(施工)の5科目から出題されます。
それでは一つずつ出題科目を確認していきましょう。
学科Ⅰ 計画
学科Ⅰの計画は「計画各論」「建築史」「都市計画」の3つの分野から構成されています。
3つの分野から構成されるため、範囲も広く対策するのも簡単ではありません。
しかし日常的に聞き慣れた情報もあるので初めに勉強に取り掛かるにはオススメかもしれません。
参考書などの勉強がある程度進んできたら、過去問などを解いていき出題傾向を把握すると、勉強範囲を絞ることができます。
学科Ⅱ 環境・設備
学科Ⅱの構造・設備では「環境工学」と「建築設備」の2分野から構成されています。
「環境工学」は光、熱、空気などの自然環境が建物に関わってくる影響についての問題が出されます。
基本的に文章問題ですが、計算問題も出題される場合もあるので注意が必要です。
「建築設備」はみなさんが快適に過ごすための建築設備[空調設備・給排水衛星設備・電気設備]や安全のための防災設備からの問題が出題されます。
学科Ⅲ 法規
学科Ⅲの法規では、建築基準法と建築関連の法律について出題されます。
この法規の試験では、試験会場に法令集の持ち込みが許可されているため、過去問などで出題範囲を対策して「法令集を素早く引く」ことが大事になります。
仕事で現場監督などをしてる方には、法規に対して苦手意識が強い方が多いと聞きますが、法令集を引く練習を日頃から行い、慣れていきましょう。
合格者の多くは法規で高得点を狙っていく科目と言われているので頑張りましょう。
こちらの記事にぼくがオススメする法令集が載っていますので参考までに。
学科Ⅳ 構造
学科Ⅳの構造では「一般構造・材料」「構造力学」から出題されています。
「一般建造・材料」は木造や鉄筋コンクリート造などの耐震構造に関する出題が多く、他にも構造設計の実務に関連した問題も多く目にします。
「構造力学」は主に計算問題です。
計算と聞くと苦手意識の強い人が多いですが、これも過去問などで沢山解くこと、そして計算式や解法を一つでも多く物にすることが点数をとる秘訣になります。
この構造の科目は受かるか、落ちるかの差が大きく分かれる項目となっております。
特に「構造力学」は数をこなして計算に慣れていきましょう。
学科Ⅴ 施工
学科Ⅴの施工では「施工管理・現場管理」「建築工事」「改修工事」などから出題されます。
仕事で現場監督など実務に携わっている方は、日常的に見聞きしている内容が多く得意とされる方も多いと聞きます。
逆に現場業務に関係のない方などは、問題からのイメージがつかず戸惑う部分も多いかもしれません。
現場を見る機会があるなら一度見学してイメージをつけるのがいいと思います。
この5科目を勉強していると自ずと自分の得手不得手がわかってくると思います。
ぼくも得手不得手があまりなかったと言いたい所ですが、やはり仕事が設計職のためか、施工は苦手でした。
それでも苦手だからと後回しや敬遠したりせず、積極的に問題を解いていきましょう。
設計製図試験について


学科試験についてはわかった!
じゃ次は製図試験についても教えてよ!

本当は製図試験のことも話したいけど、今本当に必要か考えてみよう。
一級建築士の試験には学科試験の他に製図試験もあります。
学科試験と製図試験、両方とも受かって初めて一級建築士になることができます。
しかし製図試験は学科試験に合格しないと受けることができません。
学科試験の勉強もしつつ、製図試験の勉強もするのはオススメしません。
学科試験を疎かにして学科試験に落ちてしまっては元も子もないからです。
ですのでまず学科試験の勉強に集中して受かってから考えるようにしましょう。
まとめ
それでは今回のまとめです。
- 学科試験の出題科目、問題数などを知ろう。
- 各科目の出題傾向を知り、対策を練ろう。
- 製図試験勉強は後回しでまず学科試験勉強から。
建築関係に携わる上で最難関資格の試験である一級建築士ですが、学科試験の各科目のポイントを押さえて勉強していけば必ず受かることができます。(僕も最初は不安でしたが、なんとか受かることができました。)
最後まで諦めず頑張っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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