こんにちは。ふぐたくまおです。
ところで皆さん、一級建築士の学科試験についての時間割はきちんと把握しているでしょうか。

なんとなく把握してる!後は試験を解くだけだし、それくらいでいいよね!

いやいや、ちゃんと時間を把握して配分とかその他の時間の使い方を考えないと!
試験は、丸一日、長い時間をかけて、いつもとは違う環境で行われます。また、本番ということで緊張もあり、うまくいかない可能性があります。
せっかく勉強したのに、頭が真っ白になったり、思うように実力を発揮できなければ勿体ないですよね。
それを防ぐために、ある程度の指針を決めて試験に臨むことをおすすめします。
目次
試験時間はどのくらいある?
【試験時間】各科目の試験時間について-午前編-
時間割 | |||
9時30分~9時45分(15分) |
注意事項等説明 | ||
9時45分~11時45分(2時間) | 学科I(計画) | 20問 | 建築計画、建築積算等 |
学科II(環境・設備) | 20問 | 環境工学、建築設備(設備機器の概要を含む。)等 | |
(45分) | 休憩 |
こちらは、午前中のスケジュールです。
午前9時30分から注意事項の説明が開始され、その後、午前9時45分から試験が開始されます。
学科Ⅰ(計画)と学科II(環境・設備)は同時に行われ、2時間の時間内で行われ、
試験形式としては、マーク形式で、合わせて40問を解く必要があります。
難易度としては、そこまで高くはないんですが、引っ掛けや新規出題の問題に注意して解いていきましょう。
ここはわかるものから解いて、わからないものは深入りせずに一旦解いてみることをおすすめします。
印をつけて余った時間があれば深く考えると、時間を有効活用することができるかと思います。
ただ、ここら辺は実際に模試などで解いてみて自分に合ったやり方で時間を有効活用する方法を見つけましょう。

これが初っ端の試験なので、是非いい流れを作りたいですよね!!!
【試験時間】各科目の試験時間について-午後編-
時間割 | |||
12時30分~12時55分(25分) | 注意事項等説明、法令集チェック | ||
12時55分~14時40分(1時間45分) | 学科III(法規) | 30問 | 建築法規等 |
(20分) | 休憩 | ||
15時~15時10分(10分) | 注意事項等説明 | ||
15時10分~17時55分(2時間45分) | 学科IV(構造) | 30問 | 構造力学、建築一般構造、建築材料等 |
学科V(施工) | 25問 | 建築施工等 |
続いては休憩を挟んだ後の午後のスケジュールです。
午後は、法令集のチェックから始まります。

法令集チェックは何にも悪いことしてないのに、緊張しました!
飲酒してないのに検問でチェックされる時みたいなプレッシャーが・・・。
その後、計3科目マーク形式・4時間30分の試験が行われとても長いですよね。しかも、難易度の高い試験も午後に行われるので疲れること間違いなしですね。
学科III(法規)の試験は難易度が高いと感じる人が多いですよね。ぼくも結構苦戦しました。
ここは暗記というよりも法令集から答えを探し出すという作業に時間がかかります。
これに関しては、1時間45分で30問を回答する必要があり、思ったより時間があるのかなと思いがちですが、1問を3分程度で解く必要があります。
出来るだけ法令集を引かないような工夫と練習は必須ですね。なので、問題をぱっとみて優先順位を決めたり、同じ系統の問題は一気に解く工夫をすることは必要となるかと思います。
また、法規は配点が30問出題され、配点もすごく高いです。法令集さえうまく引ければ点数が稼げるものにはなるのでぜひここで稼ぎたいところですね。
ただし、法令集を引く時間がほとんどなので慌ててしまう可能性があります。
いつもなら何分でどのくらいの問題を解いているかなどを把握して実際の試験の際に順調にいっているのか少し遅れているのかなどを随時気にかけながら問題を解いていきましょう。
最後の試験は、学科IV(構造)と学科V(施工)が合わさった試験です。
計55問、2時間45分と一番長い試験ですね。
学科IV(構造)の回答次第で差がつくことがあるので、しっかりと取っておきたい部分ではあります。計算問題が出題されるので、苦手意識を持つ人も多く捨てる選択する人も結構多いんです。
ただ、ここはしっかりと公式を覚え当てはめれば解くことができます。ケアレスミスに気をつけて点数を稼ぎましょう。
計算問題なので、特に時間が余ったら見直しは重要です。
学科V(施工)は、実務経験者が有利な専門用語を使った問題が多く出題されます。
とにかくわかる問題から解いていき、余った時間でその他を考えるといった方法で解いていくことをおすすめします。

気合い入れて頑張んないといけないな!!!

そうだね!心はやる気いっぱい、頭は平常心で試験に挑もう!
当日の注意点をしっかり把握!

【注意】試験会場入りの時間
試験を受けるのに、開始時間に間に合わなければ意味はないですよね。
当日は、自身で車で行こうと考えている方は考え直しましょう。公式ホームページにて、下記の注意事項が掲載されています。
試験場及びその周辺への自家用車等の駐車はできませんので、他の交通機関を利用して下さい。もし、違法駐車し、警察又は学校当局等から撤去要請があった場合は、試験時間内であっても退室し、撤去していただきます。
参照:公益財団法人建築技術教育普及センター
ご家族や知人に送ってもらう、もしくは公共交通機関を利用し遅刻しないよう余裕を持って会場に到着するようにしましょう。
公共交通機関に関しても、バスは渋滞に巻き込まれる可能性や、電車は遅延する可能性がありますので、必ず余裕を持っていくことが大切です。
注意事項の説明開始の30分前には会場入りして、トイレの場所や会場の時計の位置、自販機の場所などを把握しておくことをおすすめします。

トイレがわからないと本当に困っちゃうよね!絶対把握しなきゃ!
【注意】休憩時間の使い方
各休憩時間についてですが、できれば新たにインプットしようとせず、簡単な確認のみに留めて
脳をリフレッシュする時間を作りましょう。
5分休むことができれば、集中力の回復が見込めますので、しっかりと脳を休ませてください。
緊張が続くと、脳に酸素がいかなくなり考えがまとまらなくなる可能性があります。
前回の科目で失敗したな、とか上手くできなかったと落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
そこで焦って無理にインプットをすると、以降の試験にしっかりと休めなかった影響が出る可能性があります。
そんな時こそ、気持ちを切り替えて、脳を休ませて万全の状態を作り以降の試験を受ける準備を休憩時間でする必要があります。
また、休憩時間はトイレや自販機は確実に混みます。
利用したい場合は、早めに済ませ、次の試験に臨むようにしてください。
特に女性用トイレは男性用に比べて混みますので、早め早めを意識するですとか、すでに混んでいた場合に他のトイレへ移動できるように位置の把握をしておいてください。
ここで休めると以降の試験に良い影響を及ぼします。

もうすでに十分勉強した皆さんなら大丈夫!
ぼくも引きずらないことを一番意識してました!ちゃんと休憩しましょう!
【注意】試験中の時間の使い方
試験を受けている時間は、周りは回答をするために鉛筆を動かしている音やページをめくる音で、周りがすごいスピードで解いているように感じることがあるかもしれません。
あんまり気にしないようにしましょうといっても無理な話かもしれませんが、本当に気にしなくて大丈夫です。
平常心に戻る方法としては、持ち込んでいる時計やストップウォッチを利用しましょう。
これまで、何度も過去問を解き、時間配分などを確認したかと思います。
大体で問題ないので、自分の調子が今までと同じなのか少し遅れているのかなど確認しつつそこを基準として試験を進めていきましょう。
周りを気にする必要はありません。
あなた自身の調子を確認しつつ、問題を解いていきましょう。

他の人がめちゃくちゃできるって感じることあるよね〜〜〜。
気にしない!気にしない!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
今回お話しさせていただいた内容をまとめます。
- わかる問題から解いていこう!
- 優先順位をつけることは大切!
- 試験中はこれまでの自分の回答スピードと照らし合わせて進行状況の確認を!
- 会場には余裕を持って到着しよう!
- 休憩時間は休もう!
- 前の科目で上手くいかなくても切り替えが大事!
試験中は思いもよらないトラブルが起こることがあります。どんなに万全に計画をたてていても、不可抗力により計画を変更しないといけなくなるかもしれません。
ただ、それが起こってもあなたが今までやってきた勉強や知識がなくなるわけではありません。
焦らずに、一度深呼吸をして試験に挑みましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。みなさんが無事、合格することを心より願っています。
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プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
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