こんにちは。ふぐたくまおです。
『法規の学科試験には法令集が持ち込み可能である』ということは、一級建築士の学科試験を受験されようと考えている方は、皆さんご存じですよね。
法規の学科試験において、大切な味方となってくれる法令集は、受験に向けて自分専用に育て上げるものです。
そこで、今回は法令集へのインデックスの貼り方や、付箋の使用など試験に向けて注意しておきたいポイントをご紹介していきます。

大切な法令集を守るアイテムもご紹介しますよ!
目次
法令集へのインデックスの貼り方

一級建築士の法規学科試験を突破するために、欠かせないのが法令集ですよね。
よく「法令集を育てる」なんて言い方をしたりもしますが、試験会場で自分の味方になってくれる法令集を、より自分に馴染むように線を引いたり、インデックスをつけたりして法規学科試験に備えます。
この、法令集への書き込みや線引きなどは、かなり時間がかかる作業なので、学科試験に向けての勉強をスタートする前の段階で、終了させておきたい作業になります。
同じく、法令集へのインデックス貼りも事前に済ませておきたい作業の一つです。

インデックスって自分で準備するの?
貼り方は、適当にペタペタ貼ればOK?

インデックスの貼り方にも学科試験に向けたポイントがあるんだ!
そもそも、法令集に貼るためのインデックスはどこで準備したらよいのか?と、疑問に思う方も居るでしょう。
試験会場に持ち込みが許可されている法令集は、それぞれに多少の違いがありますが、専用のインデックスが存在しています。
法令集を購入した際についているハガキを出すことで、インデックスなど法規学科試験に役立つアイテムが送られてきたり、そもそも法令集にインデックスが付録としてついているものもあります。
それぞれの法令集専用のインデックスなので、法令集のどこのページにどのように貼ったらよいのか?という説明もついてきますよ。

実は、インデックスを貼る場所が重要なポイントなんだ。
法令集は、一級建築士の法規科目への受験対策として作成されているものです。
法令の数も当然膨大なものになります。
つまり、ページ数もそれだけ多く、法令集に貼るインデックスの数も多いということですよね。
多くのインデックスをどのように貼るか?で、法令集の引きやすさが変わってきます。
まず、インデックスを貼る場所は法令集の上と横になります。
法令集の下、つまり法令集を開く際に手前側になる部分にはインデックスは貼らないように気をつけましょう。
本の下にインデックスを貼ってしまうと、立てて収納することが出来なくなりますよね。
さらに、法令集を開く際に邪魔になってしまいます。

いかにスムーズに素早く法令集を引けるか?が、大事なんだ。
多くのインデックスを貼るので、インデックス同士を重ねて貼ることもあると思います。
そのような場合は、インデックスとインデックスの間をほんの少しだけ開けて、すき間を作りましょう。
ズラすことによって出来たすき間に指を入れやすくなり、法令集を開く際にもスムーズになりますよ。
また、インデックスに色がついている場合があります。
そんな時には、色ごとに分けてインデックスを貼るのもお勧めです。
基本的にインデックスを貼る場合は難しく考えず、法令集ごとに付いてくる『インデックスの貼り方』を参考にしつつ貼っていくのがベターです。

貼り方のお手本があれば、ぼくにも出来そう!
法令集はスマートに育てる!

さて、インデックスを貼ってみるとその量に驚くと思います。
実際に手元に法令集が無い方などは、ネット検索してみると画像が出てきますよ。
みなさんは、法令集にびっしりと貼られたインデックスを見てどのように感じるでしょうか。

目的のインデックスを探すだけでも一苦労だね・・・。
目的のページにいち早くたどり着くための工夫であるインデックスですが、数が多いと迷子の原因になってしまいます。
実は、法令集を育てるという観点から法規科目の受験勉強を考えると、インデックスを貼ってからがとても大事になってきます。
それは、インデックスをいかに減らせるか?ということ。

せっかく頑張って貼ったのに、今度は剥がすの!?

不要なインデックスを減らすことこそ、合格のカギだよ。
理想を言えば、インデックスの無い法令集を、試験会場に持ち込むことが出来ればベストなのですが、そこまでハードルを上げてしまっては始める前から挫折してしまいそうですよね。
そこで、『どれだけ不要なインデックスを減らせるか?』と自分へ向けた挑戦を掲げてみましょう。
法規学科の試験では、問題文を読んで法令集の該当のページを開き、正誤を回答するという作業が必要になります。
しかし、試験時間と出題数から考えると、1問にかけていられる時間は決して多くはありません。
手間をいかに減らして、時間に余裕を作るか?ということが心の余裕にもつながってきます。

どうやって余裕を作り出したらいいのかな?
法規科目の勉強の際には、片手に法令集を準備して、学習を進めていきますよね。
その法令集を、法規科目の勉強以外の隙間時間などにも可能な限りの時間を割いて、読み込んでください。
法令集に書かれている内容を全て暗記する必要はありません。
が、どこに何が書かれているのか?ということの把握はしておきたいですね。
また、過去問を解いていく中で「この問題は一体何を聞きたいのか?」という出題の意図を掴むことが出来れば、その答えが法令集のどこに書かれているのかが探しやすくなります。
法令の条文を読んだだけでは、その問題の答えが一体何条に該当するのか、判断の難しい問題もあります。
それらを素早く正しく読み解くためには、法令集を読み込んで、条文からイメージを膨らませることが出来るようになっておく必要があるんです。

素早く、迷わず、目的のページにたどり着けることが大事だよ。
一般的なイメージとして、「インデックスが多い方が親切」と思いがちですが、それは間違いです。
道に迷っているときにそれらしい看板がいくつも違う行先を指していたら、どの道が正しい道なのか余計に迷ってしまいますよね。
法令集に貼ったインデックスが多ければ多いほど、同じような迷いが生じてしまいます。

本当に必要なインデックスだけを残して、法令集はシンプルに育て上げた方がスマートです。
法令集への付箋はNG?

インデックスと同じように、法令集へ貼る物として浮かぶのが付箋だと思います。
付箋を貼れば、法令集への書き込みも楽になりますし、実際の試験の際に探すときにも便利ですよね。
法令集への書き込みや線引きの注意点をまとめた文章にも、付箋についてNGとは書かれていないので、「使用しても大丈夫」と考える方も多いかもしれません。
一級建築士の学科試験を受験される方も、付箋に関して疑問を持たれている方も多いようです。
以下は、実際に投稿された付箋に関する疑問です。
質問者
二級建築士試験 法令集について。 今年の二級建築士試験受験者です。法令集についてですが、自作の付箋を大量に貼ってますが大丈夫でしょうか? 付箋の内容は、「①用語」や、「②木造の構造強度」「③壁面線」など、単語のみ書いてます。法令集の内にはアンダーラインのみしていて、ページ数や記号などの書き込みも一切しておりません。 この法令集は問題ないでしょうか?①、②、③などは消したほうがいいですか? 宜しくおねがいします。
Yahoo!知恵袋
この質問に対して、肯定的な回答と否定的な回答が寄せられていました。
回答者①
その程度なら大丈夫でしょう。 どこの法令集をお使いかわかりませんが、内容的に早引きのための見出し扱いで検査をパスできると思います。 日建や総合資格の講習で使う法令集は、スクール指定の付箋を同じように貼り、アンダーラインを引く作業をしてします。 もしご心配なら、上記のスクールでは外部向けに模擬試験遠行っています。 当然内部生も参加していますので、参考になりなると思いますよ。
Yahoo!知恵袋
こちらは付箋の使用に肯定的な回答です。
スクール指定の付箋を貼って、法令集へアンダーラインを引く作業をしている、とのことです。
回答者②
大丈夫との意見もあるようですが、他人と違う派手な付箋となると試験官の確認の的になります。 試験中に法令集確認させてと取り上げられたら、試験中断です。(例え数分でも) 止めた方がよいと思いますよ。
Yahoo!知恵袋
こちらは、付箋の使用に否定的な回答です。
Yahoo!知恵袋には法令集への付箋の使用に関して、似たような質問がいくつも投稿されていました。
法令集への書き込み等のルールの中に付箋に関しての言及がないので、受験者の皆さんも迷っているようですね。
試験会場や試験官によっては、付箋が貼ってあるというだけで注意を受けてしまうことがあるようです。
また、回答者②の方も言っているように、法令集を没収されなくても、一時的に取り上げられるだけでも試験自体に大きなダメージになりますよね。
試験時間のタイムロスは確実です。
一級建築士の資格取得のために通学をされている方は、その学校指定の付箋などを使用して法令集へ書き込みをされているかもしれません。
それらに関しては、学校側でしっかりと確認をした上での作業だと思うので、大きな問題は起きにくいでしょう。
しかし、それ以外の市販の付箋を使っての法令集への書き込みは、安全策を取るならばしない方が良いと言えます。

本試験に向けて、無駄な冒険はしないようにしたいね。
法令集を守るケース

インデックス貼りや書き込みをして育てた法令集は、出来るだけ持ち歩いていつでも読み込める状態にしておきたいですよね。
しかし、ここで問題になるのがインデックスの破損や紛失です。

法令集をむき出しで鞄に入れて持ち歩くと、インデックスが折れていたりするんですよね。
インデックスが折れ曲がってしまうと、肝心の「何が書いてあるか?」という部分が読みにくくなってしまいます。
さらに、インデックスが法令集から取れて紛失なんてことになっては、大事件ですよね。

鞄の底からくしゃくしゃになったインデックスが見つかったら泣きそうだよ・・・。
そこで、大切な法令集を守るために用意したいのがケースです。
法令集に専門のケースと言う物は、現在のところ残念ながら存在していません。
中には自作されたケースをYahoo!オークションなどで販売されている方も居るようですが、誰でも確実に法令集のケースを入手できる場所があるんです。
それが、100円ショップです。
特におすすめなのが、DAISOの『B5 ワイド書類収納ファイル』です。

こちらは、B5サイズの法令集カバーとしてピッタリの商品ですね。
DAISOだけでなく、同じような書類ファイルは100円ショップに行けば見かけますよね。
法令集のサイズに合わせて書類ファイルを選んでみてください。
法令集のカバーとして書類ファイルを購入する際には、厚みに注意が必要です。
大きさはOKでも、法令集の厚さに対応できないファイルもあるので、カバーとして書類ファイルを購入する際には店舗に法令集を持参してみるのが安全と言えます。

特にA5サイズの法令集は厚みがあるので、ファイル選びの際には注意が必要です!
せっかく自分だけの法令集を作り、育て上げるのですから、やっぱり綺麗な状態はキープしておきたいですよね。
今回ご紹介した書類ケースの他にも、工夫次第で法令集のカバーは作れたりもします。
受験者の方の中には段ボールで法令集カバーを自作された方も居るほどです。
大切な相棒となる法令集ですから、作り上げた先のカバーの準備も忘れないようにしたいですね。
まとめ
- インデックスは必要最低限に!
- 付箋は使用しない方が安全!
- 法令集カバーの準備も忘れずに!
法規学科の試験に向けた法令集作りは、インデックス貼りや線引きの作業だけでもかなりの時間がかかります。
線引きだけで12時間かかってしまった受験者の方も中には居るほどの作業量なんです。
だからこそ、一級建築士の学科試験勉強を本格的に始める前には終わらせてしまいたい作業と言われているんですね。
法規学科の試験を突破するためには、自分のための法令集を作ることが何よりも大切です。
そのためには、いつでも持ち歩いて読み込むことが出来るようにしておくのが欠かせません。
大切な法令集と貼ったインデックスを守るためにも、法令集のカバーの準備も忘れずにしておきたいですね。
そして、付箋に関しては基本的に使用しない方が安全だと言えます。
試験の際に運悪く法令集から剥がれて落ちてしまうと、それだけでカンニングの疑いがかけられてしまうことも想定できます。
不要なリスクは取り除いておきましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
この記事がお役に立てば嬉しいです。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
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自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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