こんにちは。ふぐたくまおです。
一級建築士法規に関しては、【法令集の持ち込み】が許可されていることは皆さんご存じかと思います。
実は法令集は持ち込みが可能なだけではなく、アンダーラインを引くなど自分の使いやすいようにカスタマイズすることができるのです。
なぜわざわざ法令集をカスタマイズする必要があるの?と疑問に思う方もいるかと思いますが、膨大な量の法令集から必要な情報をピックアップするのはかなり時間がかかります。
その為、事前にアンダーラインを引いて自分にとって必要な情報をピックアップしておくことで、試験時スムーズに問題を解くことができるのです。
先程お伝えしたとおり、法令集の情報は膨大です。
なので、自分の使いやすいようにカスタマイズするのに労力や時間、工夫も必要なので苦戦している方も多いのではないでしょうか。
今回はカスタマイズする中でも重要な【アンダーライン】についてお伝えしていきます。

アンダーラインなんて、ただ線引くだけだから簡単じゃん!

【ただ引く】のと【見やすく引く】のでは雲泥の差だよ!しっかりポイントをおさえていこう!
得点源と言われている法規でしっかり点数を稼げるように、自分の法令集を上手くカスタマイズしていきましょう。
目次
アンダーラインをする上でのルール

アンダーラインの部分に関するルールは下記のとおりです。
条件2.次に掲げる簡単な書き込み及び印刷以外に解説等を付していないこと。
イ. 目次、見出し及び関連法令・条文等の指示(法令、章、節、条等の名称、番号及び掲載ページを限度とする)
ロ. 改正年月日
ハ. アンダーライン(二重線、囲み枠含む)
二. 〇、△、×の記号
建築技術教育普及センター
つまり、アンダーラインに関しては、【一重線】【二重線】【囲み枠】この3種類をうまく使い分けていく必要があるということです。
法令集をカスタマイズするといっても、なんでもOKというわけではないのです。
ルールをおさえておかないと、試験当日に法令集を没収されてしまうという最悪のケースもありますので注意していきましょう。
また、カスタマイズする上でアンダーラインの他に「インデックス」や「付箋」を使うこともオススメです。
この2つについては、下記の記事を参考にしてください。
アンダーラインを引く2つのポイント

ルールに則って、アンダーラインを引く為に必要な3つポイントを紹介します。
- 使いやすいアイテムを集める
- 線をカテゴライズする
使いやすいアイテムを集める
まずは、アンダーラインを引くために必要なアイテムを揃えることから始めましょう。
今回は実際にぼくが愛用していたものをご紹介します。
- パイロット ノック式フリクションボールペン 赤&青 0.5mm
- パイロット フリクション型蛍光ペン 6色
このフリクションシリーズのオススメポイントは、「ノック式」と「すぐ消せる」ことです。
法令集のアンダーラインを引く作業は、人にもよりますがかなりの時間を費やします。
その中で、段々と集中力が下がってきてしまい、間違えて引いてしまうこともよくあります。
その為、修正テープでは汚くなってしまうので、「消せる」というのはとても重要となってきます。
また、ノック式のほうが色を変える際にわざわざキャップを閉めなくていいので、効率が上がります。太さについては、好みですが、ぼくは細すぎず太すぎずの0.5mmを愛用しておりました。

ちなみにぼくは全部引き終わるのに4日~5日かかりました・・・
また、ぼくは勉強を進めていく中で、自分が間違えそうな部分をマーカーで追加で線を引いていきました。手本を見ながら引いたものと、自分があとから引いたものを区別するためです。
法令集の紙はとても薄い素材で作られているので、濃いマーカーペンだと裏移りしてしまうことがあります。
その点フリクションのマーカーペンは、キャップ式ではあるものの、ちょうどいい濃さなので、裏移りしてしまうこともなくとても使い勝手が良かったです。
マーカーペンの6色セットをおすすめしている理由は、製図試験時に別の色も使うことになるからです。このあたりは、製図試験勉強に関する記事でお伝えしていきます。
ちなみに、きれいに引くために定規を使用する方もいますが、ぼくは、時間が恐ろしく掛かりそうなので、フリーハンドで引いていきました。
実際気になるものではありませんでしたので、問題なかったです。

定規は、最初の1ページ目で諦めました笑!
かなり大変な作業になるので、色々調べて自分の使いやすいアイテムを見つけていきましょう。
線をカテゴライズする
次に重要なポイントは、線をカテゴライズすることです。
なんとなく重要そうな文に線を引くだけでは、見返した際に結局なにが大切なのかが分からなくなってしまいます。
しっかりとアンダーラインに意味を持たせることで、試験中重要な文を見つけやすくなるのです。
実際にぼくが線を引く際に決めたルールは、【肯定→赤】【否定→青】の色分けです。
肯定文や強調したいところを赤のアンダーライン、否定文や但し書きを青のアンダーラインで色分けを徹底しました。
これだけで分かりやすい法令集ができますが、より見やすくしたい場合は、重要な文を二重線、見やすくしたい語句に囲み枠を使用すると、より重要度に差を生むことができます。
また、長い条例文では「又は」「かつ」「含む」「除く」などの接続詞が多く使用されています。
この部分を〇で囲むことで、なにが並列で語られているかを分かりやすくすることもおすすめです。
勉強を進めるにつれて、人によって重要性の高い文は変わってきます。
ですので基本はおさえつつ、+αで自分なりのルールを決めてオリジナルの法令集を作っていくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事のまとめです。
- アンダーラインを引くルールを確認する
- 使いやすいアイテムを集める
- 線をカテゴライズする
勉強と並行して法令集を作る作業も絶対的に必要となってきます。
今回の記事が皆さんにとって、限られた時間の中で、より効率的に、そして自分にとって見やすい法令集を作る手助けとなると嬉しく思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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