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一級建築士試験で選ぶべき法令集は?選び方とおすすめの法令集

あなたはどの法令集を選ぶ?

この記事の著者:ふぐた くまお

プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!

合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・

自分のような思いをする人を少しでも減らしたいという思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。

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こんにちは、ふぐたくまおです。

一級建築士試験を受ける際、絶対に必要となるのは法令集ですよね。

試験は125点満点で、その内、法令集を用いて勉強する学科Ⅲ法規の配点はなんと30点なんです。

そして、 法規試験では、試験の規定に沿っていれば法令集の持ち込みがOKなので、是非ともここで高得点を獲得しておきたいところかと思います。

ふぐたの煩悩

内容ってどれも同じだろうし試験持ち込みOKって書いてたら何でもいいんじゃないかな・・・。

まあ、ネットで適当に買おうかな!

ふぐた くまお

それはとっても危険!!!
自分に合わないものを買うと勉強中はもちろん、試験中も効率が悪くなる可能性があるよ!!!

一級建築士試験で利用できる法令集は様々な会社から出版されていますが、各々微妙に違う部分があります。

この微妙な違いを把握し選ぶことが結構大切なんです。

今回は、自分に合った法令集の選び方と、おすすめの法令集についてお話ししたいと思います。
この記事を参考に少しでも自分に合った法令集を手に取っていただければ幸いです。

自分にあった法令集を見つけるって?

書店やネットで調べると膨大な数の法令集の情報が出てくると思います。

試験を実施する建築技術センターにて公表された、持ち込み可の法令集の例として挙げられているものがおおよそ11冊です。

原則として1冊、ただし、法令集に付随する告示集があればセットで1冊のカウントとして持ち込みが可能です。

大きさや重さ、記載の形式、告示集が1冊の中に入っているのか、別となっているのか、文字の大きさなど、様々な違いがあります。

ふぐたの煩悩

ちょっとした違いか〜。細かいけど色々とあるんだね!

ふぐた くまお

実はそうなんだよね!

だからさ、折角選ぶなら自分にあったものを買いたいよね!

タイプ別、おすすめ法令集4選

王道!試験特化タイプ

一つ目は、総合資格学院から出版されている、緑色の建築関係法令集です。

こちらの法令集を使っている受験生は非常に多く、試験特化型の法令集となります。

使っている方が多い理由としては、とにかく見やすい!また、B5サイズと大きいサイズではありますが、厚さは約2.4cmと内容の割にそこまで厚くないことも嬉しいポイントです。

横書きで二段組のため、1ページの情報量も豊富で、文字も大きめとなっています。

そして嬉しいのが、特性カラーインデックスとアンダーライン引き方見本も法令集に付帯されているハガキを送ると全員にプレゼントというものもあるので、効率的に学習・索引したい方は手に入れるべきでしょう。

ただ、ここで一点注意事項があります。実はこの法令集、B5サイズとA5サイズがあります

おすすめは断然B5サイズです。
内容は同じなのですが、やはりアンダーラインの引きやすさや見やすさはページが大きい方が効率的になります。

特に理由がなければB5サイズをおすすめします

試験に合わせた法令集になっているので、試験勉強の時間を決めてがっつりやりたい!できれば実績がありわかりやすいと評判のものがいい!と考えている方にはこちらがおすすめです。

ふぐた くまお

ぼくは総合資格学院に通ってたので、これには大分お世話になりましたね!

効率重視!付録大活用タイプ

2つ目は、TAC株式会社から出版されている、青色の建築基準関係法令集です。

実は前項と同じくらい人気のある法令集となっており、
先ほどと同じB5サイズの横書きですが、他にはない特徴があります。

この法令集、1冊としても使えるのですが2冊に分けることも可能なんです。

しかも、手前の1冊は参照することが最も多い建築基準法等を上巻にしており、その他関連法規を下巻にまとめるという親切仕様です。

ふぐたの煩悩

前か後ろにあるかすぐわかるっていいな・・・。

こちらも試験特化型なので、なるべく法令集を探し回らなくていいような工夫がされています。

そして、嬉しい特典としては先ほどと同じようにインデックスシールとアンダーライン集をもらえるのですが、こちらはネットで公開しています。

ハガキを送るのが手間だと考える人には嬉しいシステムですよね。

購入したらすぐに確認してモチベーションを保ったまま勉強ができることも一つのポイントかと思います。

こちらは、今すぐ試験勉強を始めたい!がっつり時間をとって勉強したい!という人におすすめですね。

隙間時間も活用!コツコツタイプ

3つ目は、日建学院から出版されている、オレンジ色の基本建築基準法関係法令集です。

こちらはA5サイズのコンパクトなもので、縦書きと横書きがあります。
ただし、試験問題は横書きなので合わせて横書きを選ぶことをおすすめします。

一段組でサイズが先ほどのものに比べるとコンパクトなので文字は小さめとなります。

しかし、「より読みやすく、より引きやすく、コンパクトに」を目指しただけあり、持ち運びにはとても便利です。そして、こちらも試験に関連する付録があるのでぜひ活用しましょう。

注意すべき点としては、試験特化型というよりは実務者も使えるレベルの内容になっていて、関連条文の記載が少なめです。

「試験特化」という人よりは通常の勉強と合わせて通勤通学時間やちょっとした空き時間にも勉強をする、隙間時間も活用しコツコツたくさん法令集を引ける人にこおすすめですね

実務にも使える!大容量タイプ

最後は、井上書院から出版されている、黄色の建築関係法令集です。

こちらもコンパクトなA5サイズになっています。

ただ、ものすごい大容量で厚さはダントツです。とにかくに情報量が豊富で告示等まで全部載っています。B5サイズのものと比べると見づらいと感じるかもしれませんが、引きやすさを追求した作りになっているので、慣れれば使いやすくなるかと思います。

とにかく細かく、情報量が多いので、試験はもちろんですが実務者も手に取る方は多いです。

早引きができるカラーインデックスや建築士試験の出題傾向、マーキング方法などもPDFでダウンロードできる親切設計です。

より多くの情報を一冊で得たい人、実務も視野に入れて手に入れたい人におすすめとなっています。

法令集の注意すべき点を把握しよう!

法令集の選び方をつかむことはできたでしょうか?

できればネットで購入するよりも、書店で手への馴染み方や紙の質感、持ってみた感じ、実際の重さなど直接確認することをおすすめします。

また、購入の際ですが数点気をつけて欲しい部分があります。

それは発売年月日と試験に持ち込みOKの表記があるかの確認です。


発売年月日は、前年度のものだと最新版ではないので、買う際には今年度のものか絶対にチェックしてください。改正がされていたりすると、内容が全然変わってくる可能性もあります。

そして試験持ち込み可能な法令集に関しては、ほとんど表紙等に記載があるので、必ず確認してください。

また、この法令集、自分で手を加えて持ち込み不可となる場合があります。

簡単にまとめさせていただきましたので、ご確認ください。

  • 条文の順序を入れ替え、わかりやすくしているもの
  • 早見表などを挿入したもの
  • 別ページの条文や告示を組み合わせて解かなければいけないような問題をそのページだけで解決するような工夫がされているもの
  • ポイントとなる部分への解説書き込みをしているもの
  • 汎用性のあるマークを作成し、意味を持たせているもの

いかがでしょうか。勉強の際にわかりやすいように工夫していくかと思いますが、上記に当てはまらないように活用いただくことをおすすめします。

ふぐたの煩悩

うっかり持ち込みNGになるのは嫌だな・・・。怖いな。

ふぐた くまお

詳しくは試験を実施している公益財団法人建築技術教育普及センターの公式情報を確認しようね!

参照:公益財団法人建築技術教育普及センター

まとめ

今回のお話をまとめると以下の通りです。

  • 時間を決めてガッツリ勉強試験特化型を求める方は総合資格学院、緑の建築関係法令集
  • 建築基準法と関連法規が別れている仕様ってすごい!今すぐ勉強を始めたい人はTAC株式会社、青色の建築基準関連法令集
  • 隙間時間活用・コツコツ積み上げたい方は日建学院出版、オレンジの建築基準法関係法令集
  • 末永くお付き合い!知りたいことは何でも載ってるものをご希望の方は、井上書院出版、黄色の建築関係法令集

法令集は、使えば使うほど、引けば引くほど本が柔らかくなり手に馴染んでいきます。

この法令集を選んだから、法規は満点だ!なんてことはないのですが、持ち込みができるというのは利点です。

法令を全て覚える必要はありません。どこに何があるかの把握や法令の探し方を理解するだけで大きなアドバンテージになります。

ふぐたの煩悩

確かに答えを持ち込みできるようなものだから、法令集は心強いな!

ふぐた くまお

使い方さえ慣れて、マスターすれば高得点を得られる科目だよね!

法令を一旦把握したら、あとは何度も何度も法令集を使用して過去問を解いてみよう!

読んで下さったみなさんが高得点を取れることを願っています。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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こんにちは。ふぐたくまおです。

「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。

ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!

自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。

  • できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
  • これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない

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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。

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