こんにちは。ふぐたくまおです。
今回は、一級建築士試験における構造の対策について詳しくお話していきたいと思います。
勉強方法に関しては、暗記がメインになってきますので、ぼくが実際に試験に向けて行っていた方法などもお伝えしていきます。
構造は、法規と同様に配点が高い科目 (30点/全体の24%)になるので、最も重要な科目の1つになります。
構造をしっかりと対策する事で、高得点に繋がりますので、学科試験に活かして頂ければと思います。
重要な科目である構造の具体的な対策についてですが、やはり暗記が重要になってきます。
そして、暗記した内容をアウトプットする事も大切です。

ぼくが学科試験の対策で最も時間を掛けた科目が構造です。
学科試験の勉強を900時間しましたが、1/4~1/3は構造に費やしていました。
これからご紹介する暗記方法や勉強方法に関しては、あくまで参考例なので、皆さんは自分にあったやり方で時間管理をして頂ければと思います。
目次
構造における暗記の実践方法

構造の勉強方法に関しては暗記が重要です。これから具体的な方法をご紹介します。
通勤時間を利用して暗記作業を行う
これは、ぼくが実際に行っていた方法です。
トレイントレーニングという小さいテキストを使用して、通勤時間を暗記の時間に充てていました。
トレイントレーニングは、総合資格学院が出しているオリジナル教材です。
市販されているテキストでは無いので、通わずに手に入れるには、メルカリやヤフオク、または合格した先輩からもらうなどの手段があります。
市販でも良いものはたくさんあるので、皆さんにあったテキストで暗記して頂ければと思います。
捕捉になりますが、通勤時間で暗記(インプット)・家に帰ってきたら問題集や予習復習(アウトプット)
このやり方が知識を定着させるのに捗りました。
人間は忘れてしまう生き物なので、こまめに繰り返し行っていく事で着実に自分の知識にしていきましょう。

あれ?昨日の晩御飯何食べたっけ?

・・・構造の暗記以前の問題だね
絵や図に書いて暗記
構造に関しては用語がわかりにくかったり、各用語の関係性も全て覚えようとすると大変な作業になります。
文面での暗記や作業が苦手という方は、自分が分かりやすいように絵や図形を利用してイメージしていくと効率的に頭に入っていく事が出来ると思います。

建築はやっぱり、絵や図面を書いてナンボですからね!
その他の暗記方法
動きながら暗記する、声に出して暗記する、暗記アプリを使用する、覚えやすい語呂合わせを作る等、様々な方法があります。

意外と自分で考えたしょうもない語呂合わせが、頭に残っていたりしますね笑
暗記をしたら必ずアウトプットする
暗記を行ったら必ずアウトプットする時間を設けましょう。これが一番大事です。
完璧に頭で理解するには、インプットだけでなく、アウトプットを行い何度も自分に刷り込んでいく事が重要です。
具体的なアウトプットの方法としては、
- 手を動かして問題を解く
- 同僚や家族、友人に覚えたことを話す
- 動画や音声を録る
①は、一番手っ取り早くできることです。②は周りに話せる人がいるなら、ぜひ実践してみることをおすすめします。人に説明できれば、理解できているという事になります。
③は、受験当時そんな発想がなかったのでやっていませんでしたが、スマホがこれだけ発達した現在、話せるひとが周りにいない場合は、有効な手段だと思います。

確かに、今のスマホなら簡単に録画できるしね!

アウトプットを習慣化できると他のいろんなことも役立つよ!
暗記する上で重要な事

構造の暗記をしていく上で、ただやみくもに暗記をしていても効率的では無いです。
中にはそのやり方が適している方もいるとは思いますが、やはり重要な部分を重点的に暗記していくやり方がベストだと思います。
ぼくが実際に行っていた方法にはなりますが、
- 全範囲を学習する(大枠をつかむ)
- 頻出問題を優先して暗記する
- 時勢を踏まえた予測をする
以上のやり方で学習を行っていました。
全体的な解説としては、まず全体を把握しないことには高得点は狙えないので全体の学習は必須になります。
施工と共通する選択肢がある為、しっかりと覚える事が出来れば1度で2科目分の対策にも繋がります。
学習してある程度理解出来た上で、過去問題の傾向から頻出問題を優先的に暗記する事で更に理解が深まり効率的に学習する事が出来ます。
時勢を踏まえた予測とは「東日本大震災以降は、地震力に関する選択肢は出るだろう」など、ある程度予測を踏まえた上で学習を行っていました。
どの暗記を行う場合でも、インプットのあとのアウトプットが一番大事です。
何故なら暗記(インプット)した事を問題集・予習復習(アウトプット)する事で飛躍的に効率を高める事が出来ます。
計算問題の暗記について
構造では30問中、構造力学(計算問題)が6~7問出題されます。
計算問題と聞いて、苦手意識をもつ方が多いですがそこまで難しく考える必要はありません。
ぼくは、計算問題でしっかりと点数を取ることを心掛けました。
実際の試験でも(6点/7点)獲得出来た事が、合格へ繋がったと考えています。
計算が苦手だと感じる方は、ひとまず計算の流れを暗記していきましょう。
どんな計算問題にも計算式は存在しています。
計算式を暗記してしまえば、あとは計算式に数式や数字を代入していくだけなのでそこまで難しくはないです。
どうしても苦手だという方はこういった方法も有用だと思いますので検討してみてください。

計算式の暗記位なら計算が苦手なぼくでも出来るかもしれない。。

その通りだよ!難しく考えないでシンプルに覚えていこう!
暗記の効率を高めるコツ

暗記を行っていく上で、効率を高めるちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
最初からすべてを完璧に暗記しようと思わない
最初から完璧に暗記しようとしても膨大過ぎてほぼ不可能に近いので、まずは全体の理解から始めましょう。

まずは、木じゃなくて、森全体を見よう!
暗記が上手く出来なくても落ち込まない
暗記しようとしても、中々思うように頭に入らないこともあります。
そういった時は、無理して暗記を続けずに他の科目を勉強したりする等、気分転換する事も大事です。

構造の勉強疲れたから、気分転換に計画の作品集でも見ようかな

そうそう、そんな感じでいいんだよ!
十分な睡眠時間を取る
睡眠は人間にとって1番大事です。睡眠時間を削る事はデメリットしかないのでしっかりと休息を取りましょう。

ぼく、寝るの大好き~おやすみなさいzzz

しっかり寝るのと、寝すぎるのは違うから、そこは注意してね!
復習を必ず行い、記憶に残しやすくする

自分が暗記した内容は忘れないように必ずアウトプットしましょう。
エビングの忘却曲線というのは、ご存じでしょうか。こちらの記事でも書きましたが、人間はインプットしたことを1日で7割ほど忘れてしまうと言われています。不便な生き物ですね。しかし、復習する事で記憶を強化する事が可能です。
1回目は翌日、2回目がその1週間後、3回目がその2週間後、4回目がその1か月後、5回目がその2か月後とするのが理想の復習するタイミングと言われています。
これを知っているか、知らないか、だけでも学習効率を高める事に繋がると思うので、意識して実践してみてください。
まとめ

- 構造の勉強法は暗記が重要
- 全体を学習したうえで、重要な部分を確実に暗記していく
- 最初から完璧に暗記しようと思わず、復習しながらしっかりと記憶していく
暗記したあとのアウトプットに関しても、忘れずに実践してみて下さい。
一級建築士試験の学習というのは、とても長い時間必要になってきます。
日々の積み重ねが後々大きな成果に繋がると思うので、通勤時間等の隙間時間を有効的に利用していきましょう。
少しでも皆さんの一級建築士試験合格に繋がれば幸いです。 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
- できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
- これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない
そんな思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
【今だけ限定】サロン立上げキャンペーンで5人まで、合格までの間永久会費無料!(終了後は有料になります)、詳しくはこちら。
ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。その結果、約150万円をドブに捨てる。
そんな中、後輩が一級建築士を取得したことに焦りを感じたことから、マインドを入れ替え勉強に励む。その後、平成24年に二級建築士、平成26年に一級建築士をそれぞれ取得。一級建築士の取得までに掛かった費用は実に250万円以上!
試験に受かるには、頭の良さは関係なく、マインドが大切なんだと思い知る。マインドさえしっかりしていればこんなに時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・自分のような失敗をする人を少しでも減らしたいという思いから、一級建築士を目指す人をサポートするオンラインサロンの運営を始める。
現在は、自由な建築家になるべく、「脱雇われの身」を目指して奮闘中!!
サイトコンセプトと著者の一級建築士取得までの珍道中はこちら