こんにちは。ふぐたくまおです。
今回は、一級建築士の学科科目である構造の、構造力学の参考書についてご紹介させていただきます。
参考書の選び方って、難しいですよね。
初心者か、勉強経験者かによって、好まれる書き方もあります。
でも、1から自分で探すとなると、膨大な量の本があって、なかなか決まらないですよね。
そこで、お勧めの一級建築士の構造力学の参考書をいくつかご紹介させて頂きますので、
本探しの参考にしていただけたら幸いです。

先に評価をチェックしてから、本を選ぶと効率いいよね~
目次
一級建築士試験の構造力学 参考書5つをご紹介
今回ご紹介したい参考書はこちらになります。
- 弱点克服 一級建築士合格 構造力学
- やさしい構造力学
- 建築構造力学Ⅰ
- 構造力学の基本
- 構造力学 徹底演習
詳細と、口コミ評価などは下記をご覧ください。
弱点克服 一級建築士合格 構造力学

建築士試験に特化した内容。
構造力学の理解を目指すわけではなく、問題をシステマチックに解く方法を教えてくれるので、
学校で力学をならっていないような初心者でも解りやすい。
しかも、試験に出る内容はほぼカバーしているので、新問でなければこれで確実に解けると思います。
引用元 アマゾン公式HP
ページ数は200ページ位で、中身も文字がびっしりではないので、読みやすくなっています。
建築士試験用の構造力学に特化している参考書と言え、試験の点数に直結する参考書を求める方にお勧めです。
構造力学を深く理解するより、合格を優先して点数を取りたい人向けとなっています。
こちらの本の特徴が、問題の解き方の”思考の流れ”を描く点です。
この”思考の流れ”が分かってくると、参考書が無くても回答のイメージが出来るようになります。
やさしい構造力学

工学部の学生ですが、文系出身なので機械力学やら材料力学やらがほとんど理解できておらず半ベソかいてました。
この本は、そんな「純・文系」学生でも、特に「はり」の問題を中心に、これ以上ないくらい丁寧に説明してくれています。本の冒頭で数学(算数?)の振り返りまで載っており、至れり尽くせりです。
本書の前半は機械力学(工業力学、力学)の初歩、後半は材料力学の「はり」の問題の解説となっています。基本的には建築学科の学生を対象としていると思われますが、工学部、特に機械工学系の学生で物理が苦手な人にも救世主となるでしょう。買ってソンはありません!
引用元 アマゾン公式HP
イラストを使って構造力学の基礎を説明しているのが特徴。
大学で学ぶ基礎知識の範囲を押さえた人気書籍で、試験対策用に使用されている人も多いようです。
前半は機械力学(工業力学、力学)の初歩、後半は材料力学の「はり」の問題解説が書かれています。
ただ、書き方に大雑把な部分がある為、完全な初学習者には向かないデメリットがあります。

イラストがあると分かりやすいよね
建築構造力学Ⅰ

4月から構造計算で就職するため、危機感を覚えて買いました。
この本は勉強する人には非常に優しく、理解しやすい点が特徴だと思います。
数式展開は丁寧で、多少難しい数学の公式や知識は注がつきます。
図や写真が豊富で、ありがちな線画だけでなく、写真で棒などが変形する様子が示されており、
直観的に構造力学の理論が理解出来ます。
内容的には、大卒で十分なレベルを扱っていると思います。
またデザインもなかなか気に入っており、たまに登場するカエルのキャラクターには心癒されます。
初学者はもちろん、「一応大学で習ったけど、さっぱりわからなかった!」という人にもお勧めです。
引用元 アマゾン公式HP
ページの半分を写真やイラストを使っているため、初心者にも分かりやすいと評判。
難しい数式のところには説明があり、構造力学の基礎を学びたい人にも向いています。
写真やイラストを豊富に使っていることが特徴で、初心者でも既学習者でも使える参考書となっています。
ただ、初版本に近い発行書だと、誤字が多いようなので、気を付けてください。
構造力学の基本

本書では、力学の基礎から断面性能の定義、静定構造、不静定構造に至るまでの内容を一通り解説している。具体例やイラストを使ったわかりやすい説明が心がけられているが、扱っている題材上、微分方程式を解くなど少々高度な部分もある。付録として一級建築士で出題された構造力学の過去問も解説されており、本書を一から読んでいけば解けるようになっている。
あとがきの作者の言葉にもあるように、本書は構造力学や構造設計に興味を持つキッカケになるための入門書であると言える。
章末ごとにある4つのコラムには、実体験を踏まえた作者なりの建築設計に関する意見が述べられておりなかなか面白い。
引用元 アマゾン公式HP
実体験を踏まえた作者の意見が述べられており、素朴な疑問に答えてくれる1冊となっています。
構造力学や構造設計に興味を持つ、きっかけになる内容が盛り込まれているので、入門書としてお勧めです。
構造力学 徹底演習

構造力学には土木系と建築系では問題に違いがある。静定構造や不静定構造は両方で扱うが影響線などというのは主に土木系であろう。
この問題集は土木系と建築系の問題をバランスよく配置しているように感じた。
純粋に力学的な問題が多いので院入試などには役に立つと思う。
ただこの本で建築士の構造力学を勉強しようと考えてこの本を購入しようとする方には注意が必要だ。
具体的には断面の性質についての記述がこの本では少し手薄な感じがする(とは言っても建築士でもそれほど突っ込んだ問題は出ないのでこの本で基本は十分カバー出来る)
またこの本には建築士試験の構造力学に頻出の座屈と振動、全塑性モーメントと崩壊荷重などは扱われていない。それらを考慮して購入するかどうか決めてもよいと思う。
私個人としては色々な問題を解いておくのは後日必ず役に立つので購入して必要な箇所だけ解くという使い方をするというのをお奨めしたいが、建築士受験でも構造力学は苦手分野のトップなので構造に自信のない人は他の問題集を解く事をお奨めする。
例えは「ズバッと解ける建築構造力学問題集220」など。こちらの方が建築士受験には向いている。
引用元 アマゾン公式HP
基本はまとめてありますが、演習に特化した内容となっています。
初心者の方よりは、既学習者向けの書籍であり、大学の授業と平行して利用すると便利です。
断面の性質についての内容が薄いという意見もありますので、購入の際はご注意ください。
まとめ
- 弱点克服一級建築士合格構造力学:初学者でも読める、点数直結も可能
- やさしい構造力学:既学者向け、大学試験対策に活用できる
- 建築構造力学Ⅰ:初学者でも読める、イラストや写真も多く分かりやすい
- 構造力学の基本:初学者でも読める、現象や実務を関連付けていて分かりやすい
- 構造力学徹底演習:既学者向け、大学授業と平行可能で演習向け
以上、ぼくのお勧め参考書5つでした。
いかがでしたでしょうか。
参考書は、勉強レベルによって好まれる内容が異なります。
レビューや評価をチェックして、自分に合った本を見つける参考にしてみてください。
学校に通っていても、理解を高める為に、参考書をご購入される方もいると思います。
もちろん、独学の方は市販の本で、勉強されると思います。
どんな状況かは人それぞれですが、
皆さんの貴重な時間のロスをなくし、良い参考書選びのお手伝いが出来たら幸いです。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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