こんにちは。ふぐたくまおです。
今回は時間管理をテーマに、ストップウォッチについてお伝えしていきます。一級建築士製図試験は、6時間30分もの間、ぶっ通しで行われます。

6時間半てメチャ長いし、時間に余裕ありそうだよね!
はじめはそう思っていました。しかし、実際は6時間30分どころか、7時間でも8時間でも欲しいなというのが本音です。
6時間30分もの時間を有効活用する為には、ストップウォッチによる時間管理が必須となってきます。当然ですが自分の体内時計はあてにはなりません。
一級建築士製図試験では、一分一秒を無駄にすることはできません。ですので、ストップウォッチをうまく利用して、時間管理を徹底することが重要です。
- 製図試験勉強のストップウォッチはなぜ重要なのか?
- ストップウォッチを持参する時の注意すべき点は?
- おすすめのストップウォッチ、タイマーのアプリなどあるのか?
目次
ストップウォッチの重要性

一級建築士製図試験において、ストップウォッチは必ず用意しなければいけないアイテムではありません。
究極ですが、受験表、黒鉛筆、消しゴムこの3つアイテムだけで試験を受けることができます。そんな人見たことないですけど。笑
ストップウォッチはあくまでも+αで役立つアイテムだということです。

必須じゃないなら、お金もかかるし別に要らないんじゃ・・・

残念!お金をかけてでも用意した方がいいメリットがあるんだよね!
では次に、理想の時間配分と、実際に受験したぼくの時間配分をご覧ください。
理想 | 本試験時 | |
問題文の読込み | 30分 |
合わせて100分 |
エスキス | 60分 | |
中間チェック | 20分 | 10分 |
計画の要点作成 | 60分 | 85分 |
作図 | 150分 | 180分 |
最終チェック、図面の書込み | 70分 | 10分 |
合計 | 390分(6時間半) | 390分(6時間半) |
見てお分かりの通り、理想と実際の時間配分は大きく違います。中間チェックと最終チェックの時間を多く設けたかったのですが、その時間をあまり確保できませんでした。これは反省点です。
しかし、試験時タイマーがあったからそれぞれの時間が把握できたと言えます。

何度もタイマーで時間計って試験勉強したけど、やっぱり本番は理想通りにはいきませんでした・・・
一般的に、作図は2.5時間(150分)が目標と言われてるので、ストップウォッチで時間を測りながら、それぞれの手順でどれだけ時間かかるのかを把握するのは、とても重要なことと言えます。
自分がどの分野に時間がかるのか、逆にこの分野は得意だから少し時間を巻けるな等、時間配分をすることで時間管理とともにスピードアップを図る目安となります。
いくら丁寧で見やすい製図を書こうと、制限時間内に書き上げられなければ、全てが意味のないものになってしまいます。
ですので、練習からストップウォッチを活用することがより重要となってきます。

そして測った時間は毎回しっかり記録しておくことが大事ですね!
そもそもストップウォッチって持ち込んでもいいの?

一級建築士試験はアイテムの持ち込み規定が厳しいので、ここもしっかり把握しておきましょう。
b 携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆(解答するに当たり、蛍光ペン・色鉛筆で作図しないで下さい。)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになるものは不可)、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能の使用は不可)
引用元:公益財団法人 建築技術教育普及センター
ストップウォッチは、試験当日も持ち込みOKなアイテムです。ですが、すべてのストップウォッチが持ち込み可能というわけではありません。
- 小型で時計機能のみのものに限る
- アラーム等音の機能の使用は不可
ストップウォッチでも多種多様な機能がついているものが、たくさんありますが、この条件を見ると、あくまでも時間を計測する為のシンプルなものが良いかと思います。
一級建築士試験の場合は、あまりにも高性能すぎると逆に没収される恐れもありそうですので、ご注意ください。
これと同時に、ぼく自身、製図試験にストップウォッチを持っていく際に気をつけた点があります。
- デジタル表記であること。
- 文字盤が大きく見やすいものであること
- 万が一、試験官に没収されたら万事休すなので、ただの腕時計も持参したこと。
- 電池が切れたりしたら大変なので、前日に電池を新品に交換しておくこと。

没収はもちろんだけど、試験中に電池切れで時間がわからない!なんてことは避けたかったから、その辺も気をつけました!
おすすめストップウォッチ

それでは、お伝えしてきたことをふまえた上で、おすすめのストップウォッチをご紹介していきます。
卓上ストップウォッチ 【dretec】
卓上式のキッチンタイマーで、ストップウォッチ機能がついている商品になります。腕時計式のストップウォッチ機能を使用することもできますが、卓上用のものの方が断然おすすめです。
一分一秒を無駄にできない試験においては、手を止めて腕時計を見るという動作の時間すらもったいなくなってきます。
卓上用だと、目線だけで時間を確認することができるので、効率よく進めることができます。
+αのアイテムを使うのであれば、より効率アップを図れるものを選んでいきましょう。
音が鳴らない、小さい、シンプルなタイマーを探していました。軽いしとてもいいです。有難うございました。
引用元:楽天市場
タイマーセットして アラーム無しにも設定出来るし
ライトでお知らせもある
止める スタートが押しやすい大きさ
全てに満足
引用元:楽天市場
ストップウォッチ アルバピコスクールマスター
こちらのストップウォッチは、サウンド機能はもちろん、最大100時間計測も可能になってます。
また、スプリット機能が搭載されており、タイマー機能とストップウォッチは平行して動かすことができるので、経過時間と残り時間を同時に把握できる優れものです。
経過時間と残り時間をすぐ把握することができることで、瞬時に頭で時間配分の計算が可能となるのでかなり便利な機能ですよね。
本品は、机上に置いたときフロントボタンで操作できる点、および、ボタン操作確認音のオン/オフ設定が可能である点が非常に良かったと思いました。
引用元:楽天市場
ちょっと高めだったので、少し悩みましたが買って良かったです。
ピッピッと音が鳴らずに操作できる機能やカウント機能も使えそうです。
引用元:楽天市場
製図TIMER

こちらは、番外編ですが、タイマーアプリとなります。
総合資格学院が無料で提供している、製図試験勉強に特化したタイマーアプリとなります。
ただ時間を計るだけではなく、各過程、工程での理想の時間を設定することができ、より実践に近い作図トレーニングを実現してくれるアプリです。
詳しくは総合資格学院公式ホームページへ。
ぼくのこちらの記事にも詳しく載せていますので、合わせてお読みください。
まとめ
いかかでしたでしょうか。それでは今回の記事をまとめましょう。
- 日頃から本番想定した時間で勉強するためには、ストップウォッチでの時間管理が重要!
- 試験に持ち込み可能かどうかしっかり確認をして、万一の没収も考えて腕時計も準備する!
- デジタル表記で、見やすい表示のタイマーがオススメ!
- アプリは、勉強時にとても有益なので、有効活用しよう!
いかかでしたでしょうか。今回はストップウォッチについてお伝えしてきました。
勉強を進めるうえでも、試験当日でもとても重要な役割を担ってくれるアイテムですので、用意することを強くおすすめします。
また、練習からずっと使っていて当日電池がなくなってしまった。なんてことにならないよう当日に電池交換を忘れないでおきましょう。
今回の記事が皆さんにとって少しでも役に立っていれば、嬉しく思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
- できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
- これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない
そんな思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
【今だけ限定】サロン立上げキャンペーンで5人まで、合格までの間永久会費無料!(終了後は有料になります)、詳しくはこちら。
ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。その結果、約150万円をドブに捨てる。
そんな中、後輩が一級建築士を取得したことに焦りを感じたことから、マインドを入れ替え勉強に励む。その後、平成24年に二級建築士、平成26年に一級建築士をそれぞれ取得。一級建築士の取得までに掛かった費用は実に250万円以上!
試験に受かるには、頭の良さは関係なく、マインドが大切なんだと思い知る。マインドさえしっかりしていればこんなに時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・自分のような失敗をする人を少しでも減らしたいという思いから、一級建築士を目指す人をサポートするオンラインサロンの運営を始める。
現在は、自由な建築家になるべく、「脱雇われの身」を目指して奮闘中!!
サイトコンセプトと著者の一級建築士取得までの珍道中はこちら