こんにちは。ふぐたくまおです。
一級建築士試験の中でも、問題のイメージがしづらく、覚えるのが難しいと言われている【施工】を勉強していく中で、「一体何点取ればいいんだろう」と気になっている方も多いと思います。
今回は一級建築士【施工】の合格基準点と足切りについてお伝えしていきます。

足切りって聞いたことあるけど、一体どうゆうこと。。?

合格基準点と足切りの意味をしっかり理解することで、より点数を意識して勉強に取り組めるようになるよ!
目次
合格基準点と足切りのしくみ

一級建築士の学科試験では、下記のように科目ごとに合格基準点が設定されています。
科目ごとの 合格基準点 (令和3年) |
学科Ⅰ (計画) |
学科Ⅱ (環境・設備) |
学科Ⅲ (法規) |
学科Ⅳ (構造) |
学科Ⅴ (施工) |
総得点 |
合格基準点 | 10 | 11 | 16 | 16 | 13 | 87 |
合格基準点は毎年固定ではなく年度ごとに変動していきますが、「各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度を基本的な水準として想定」をすることが決まりとなっています。
一級建築士学科試験を合格する為には、「科目毎の基準点」と「総得点」を全て上回らなくてはなりません。
いくら総得点で基準点を上回ったとしても、たったひとつの科目でも基準点を下回ってしまったら【足切り】され、不合格となってしまいます。
ですので、得意な科目と不得意な科目が偏っている方は要注意です。
もちろん苦手分野は誰しもあると思いますが、なるべく満遍なく一定の点数が取れるように勉強していくことが合格への近道となります。

得意なとこだけやまかけは無理ってことか。。。

総得点を上げるために得意分野を伸ばすのはいいけど、苦手分野を捨てるということは不可能だね!諦めて全科目しっかり勉強しよう!
施工の足切りは?

それでは【施工】の過去6年分の合格基準点を見ていきましょう。
令和3年 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 | 平成28年 | |
【施工】合格基準点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 |
上記の表のとおり、施工の合格基準点は過去6年変わらず13点と続いています。
13点より上の点数を取ることができれば足切りされる心配はないですが、13点ギリギリや1点2点下回ってしまうと足切りの可能性は充分にあるので注意しましょう。

大体の目標点数を意識して 、施工の勉強に取り組んでいくことが大切だね!
足切り対策2つのポイント

施工の合格点を確認したところで、足切りを回避する為の勉強ポイント2つをご紹介します。
- YouTubeでイメージをつける
- 語呂あわせで工夫して覚える
YouTubeでイメージをつける
冒頭でもお伝えしたとおり、【施工】は現場にでる職種でないとイメージが付きづらく、覚えるのにかなり苦労する方も多い科目です。
現場監督や施工管理などの実務を経験していない限り、実際に現場を見る機会はなかなかなく、問題とイメージをリンクさせることができず、苦手意識を持っている方もいらっしゃると思います。
そんな時おすすめなのが、YouTubeで施工現場の動画を視聴することです。
実際に現場を見るのはなかなか難しいですが、動画であれば解説がついてることも多く、スキマ時間に視聴できるのでイメージをつけるという点では、かなり役立ちます。
【施工】の分野もとにかく暗記ではありますが、ひたすら覚えるのも限界があるので、イメージを持つことでより記憶が定着するでしょう。
語呂あわせで工夫して覚える
ただでさえ覚えることがたくさんある施工科目で、黙々と暗記し続けるのは至難の業です。
だらだらと暗記していると、新しいことを覚えようとすると、昔覚えたはずのものを忘れてしまうなんて経験をしたことがある方も少なくないでしょう。
暗記することが多い科目こそ、語呂合わせで楽しく覚えていきましょう。
【施工】は名称だけではなく寸法等の数字も一緒に覚えることが多いので、組み合わせていくとよいでしょう。
例えば「足場の壁つなぎの水平距離は5.5m以下」→「水兵さんGOGO!」など、自分でしっくりくる語呂合わせをつくっていくとより記憶に残りやすいです。

確かに最近暗記ばっかりで飽きてたんだよね。。。

問題集とかネットで見た語呂合わせを覚えるより、自分で作ったほうがより覚えやすいよ!
【施工】以外でも一級建築士の試験では暗記する科目が多いです。ただ暗記するのに疲れてしまった方は是非試してみてください。
まとめ
いかかでしたでしょうか。今回のおさらいをしていきましょう。
- 合格基準点と足切りを理解した上で、勉強に取り組むことが大切
- YouTubeで施工のイメージをつける
- 語呂合わせで暗記をする
足切りを回避するためには、ひとつひとつの科目をしっかりと勉強していくことが大切です。
また【施工】においては、よりイメージをつけながら暗記をすることが大切な科目となります。自分なりに工夫をしながら勉強に取り組んでいきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
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プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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