こんにちは。ふぐたくまおです。
一級建築士学科試験は、一級建築士を目指す方には避けては通れない道ですよね。そして、試験の難易度はとても高く、学科試験を通過する人の割合は例年20%前後と言われています。
学校のテストでは、試験を受けると平均点が出て、どのくらいが中間の点数かを確認することで今回の試験の難易度がわかりますね。

そうそう!大体最初は平均点を目指せばいいんだよね!

一級建築士の試験に関してはその認識は誤りだよ!平均点は気にしないほうがいいんだ!
それでは、今回は学科試験の平均点を気にしなくていい理由と目指すべき点数を紹介します。
目次
平均点を気にしないでいい理由って?

気にしなくていい理由①
実は、公式でも過去の試験の平均点は公開されていません。
なぜかというと、学科試験では勉強をしている人と勉強をしていない人がいて、0点を取る人もいれば満点を取る人もおり、ピンキリなんです。
ここできちんと勉強をして受験した人とそうでない人の点数で平均点を出しても意味はないですよね。
ちなみに、今回無理やり平均点を出してみたところ、令和2年の平均点は57点でした。合格基準点は88点だったので、平均とかけ離れた点数ですよね。
その為、平均点については気にしないでください。

そういえば、受験の時に途中で帰っちゃった人とかもいたよな・・・。
そう考えると本当に意味ないよね!
気にしなくていい理由②
一級建築士の学科試験には科目ごとに合格基準点が設定されています。
そなんです、この合格基準点を超えなければ例え全体の合格基準点を超えていても一発で落ちます。
例として令令和2年度の合格基準点の表をまとめました。
満点 | 合格基準点 | |
学科Ⅰ(計画) | 20点 | 11点 |
学科Ⅱ(環境・設備) | 20点 | 10点 |
学科Ⅲ(法規) | 30点 | 16点 |
学科Ⅳ(構造) | 30点 | 16点 |
学科Ⅴ(施工) | 25点 | 13点 |
総得点 | 125点 | 88点 |
それぞれの合格基準点を超えなければ土俵にすら上がれないなんて、厳しいですよね。
ただ、人々の生活に密着し不備があれば命にも関わるものを扱うことのできる資格です。
それを忘れずに、それぞれの基準を超えていきましょう。

人を支えていく為の資格だから、そりゃあ取るまでのハードルは高いよね!
頑張っていこう!
どうしても周りがどのくらい取っているのか気になる!
どうしても、平均点を確認して今自分がそれを超えているのか確認したい時ですが、一級建築士学科試験の模試を受けましょう。
模試では、自分がどのくらいの位置にいるのかを細かく確認することができます。
多くの模試があるのでどれを選べばいいかわからない!という方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
模試を受けるメリットや模試の選び方などを紹介しています。
平均点を知りたい方は、おそらくある程度勉強が進んでいて、過去問も数回繰り返し解いた後の状況で自分の実力を知りたい方かと思いますので、ぜひ模試の受験をご検討ください。
取るべき目標点について

一級建築士の試験に関しては、建築技術普及センターにて試験を作成する際、90点が合格基準点になるように試験が作成されています。
ただし、これまでの試験の結果を確認すると、結構バラバラですよね。令和2年度は88点が合格基準点でしたが、令和元年は97点が合格基準点でした。
まずは年によって取らないといけない点数が違うので、過去問を解く際は都度確認をすることをお勧めします。
今回は、2011年(平成23年)から2020年(令和2年)の合格基準点について表にまとめました。
年度 |
合格基準点(総合点) |
平成23年 | 87点 |
平成24年 | 94点 |
平成25年 | 92点 |
平成26年 | 90点 |
平成27年 | 92点 |
平成28年 | 90点 |
平成29年 | 87点 |
平成30年 | 91点 |
令和元年 | 97点 |
令和2年 | 88点 |
過去問は何度も解いていくかと思いますが、とりあえずの目標としてはここを取れるようにしましょう。
ただ、最初からここを目指す必要はありません。
一級建築士の学科試験は、知識をアウトプットするだけでは点数を取ることのできない特殊な問題の出し方をしてきます。
なので、段階を踏んで目標を決めていきましょう。

初めから高得点を目指して達成できないとモチベーションが上がらないよね!
初めに取れた点数+10点を次は取ろう!みたいな感じがおすすめ!

モチベーションは大事だよねえ〜・・・むしろここを保つのが難関かも!
モチベーションの保ち方や、気持ちの持ち方に自信がない方はぜひこちらの記事もご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、平均点を気にしなくていい理由とどこを目指せばいいのかをまとめました。
- 平均点は気にしても意味がないので気にしないで!
- 気にすべきはそれぞれの合格基準点!
- モチベーションを保つためには細かい目標設定を!
一級建築士を目指すみなさんが、着実に合格への道を歩めることを願っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
- できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
- これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない
そんな思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
【今だけ限定】サロン立上げキャンペーンで5人まで、合格までの間永久会費無料!(終了後は有料になります)、詳しくはこちら。
ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
自分のような思いをする人を少しでも減らしたいという思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
【今だけ限定】サロン立上げキャンペーンで5人まで、合格までの間永久会費無料!(終了後は有料になります)、詳しくはこちら。