今回は一級建築士学科試験において、総合資格学院に通われている方を対象とした記事です。
こんにちは。ふぐたくまおです。
今年で必ず合格すると覚悟を決め、総合資格学院に通いだした矢先、思わぬ形で直面する悩みといえば「特別対策講座」の学費です。
「直前講座」や「GW特別対策講座」といった名目で、最初の契約費用とは別に追加費用がかかります。
特別講座の申込時期が近づくと、おそらくこんなやりとりが出てきます。

最初に高額の学費を払っているのに、追加でお金払うんですか・・・
ちょっと金銭的に厳しいんですけど・・・

あ~合格してる人は皆、追加講義をすべて受講していますよ。
今年で合格したいのなら、悔いが残らないよう受講するのをおすすめします。
申込期限すぐなので、申込記入だけ本日お願いしますね。

そうですか・・・受講します。(なんだか詐欺られた気分)
日本人は、「皆そうしていますよ」という言葉に弱いですからね。笑
ついつい押し負けてしまいそうになります。しかし、
- 特別講座は本当に受講するべきなのか
- できることなら受講したくない
と、お考えの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、特別対策講座の内容から受講せずに合格する方法まで、詳しくご説明いたします。
- 特別対策講座(学科試験)は本当に受講するべきなのか
- 特別対策講座はどのような内容か
- 特別対策講座のデメリットはなにか
- 特別対策講座を受講せずに合格する方法
目次
特別対策講座(直前対策講座)は受けるべきか

結論を申しますと、特別対策講座は「直前対策講座」のみ受講すべきです。
3月頃に開催される春の追加講座や、GW特別対策講座などを受講する必要は一切ないとぼくは考えます。
ぼくが直前対策講座をおすすめする最大の理由は、当日の試験に対して精神的な余裕が生まれるということです。直前対策講座は、一級建築士学科試験の1~2週間前に行われます。

直前対策講座をおすすめする理由って試験対策的な話じゃないの??
精神論を持ちだすなんて、某営業担当と一緒じゃないか!怒

ごめんごめん、もちろん試験対策としてのメリットもあるよ!

ただ、実際の試験当日は圧し潰されるような緊張感があるからね…
自分自身の力を最大限発揮できるようにする意味でも、精神的な余裕は必要だとぼくは思っているよ。
そのほかの追加講義を受講する必要がない理由としては、総合資格学院の通常カリキュラムで、十分すぎるほど合格可能な知識を身につけられるからです。
通常講座の内容や、使用するテキストは理解しやすく作りこまれています。

次から特別対策講座の内容を詳しく説明していきます!
特別対策講座の内容とは

特別対策講座(GW特別対策講座・直前対策講座)の内容についてご説明します。
GW特別対策講座
- 受講料:税込101,200円
- 受講日:GW(ゴールデンウィーク期間中)
- 全5科目
学科Ⅰ計画では、主に建築作品の中から今年の出題を予想した講義を行います。講義範囲は、建築史、建築作品、都市計画、時事問題です。
建築作品は、出題範囲が広い為、まずは過去問で出題された作品を覚えることを優先すべきです。追加講座で、不確定要素の高い問題を覚える必要はないと考えます。
学科Ⅱ環境・設備では、音響・空調・感染対策・低炭素・脱炭素など本試験で差が出やすいポイントの説明となります。
こちらは、理解しにくい部分は通常講座で講師へ質問することにより、十分カバーできる内容です。
学科試験Ⅲ法規では、タイムトライアル形式で建築基準法例から関係法令までの範囲を行います。
自主学習の段階で、タイム制限を設けて過去問に取り組めばよいので、こちらの講義も不要と考えます。
学科試験Ⅳ構造では、各種構造や地震関係(制震・免震構造など)を重点的に行います。通常講義での理解が遅れていると感じる方以外は、受講不要と考えます。
学科試験Ⅴ施工では、本試験で出題される重要数値をキーワード別に整理した講座を行います。施工での数値暗記に苦手意識をいだいている方でしたら、施工のみ1科目といった形で受講しても良いかと思います。
現在、総合資格学院の公式HPに明記はないものの、ぼくが受講していた際は、1科目や3科目のみでの受講が可能でした。

ぼくとしてはGW講座の受講は、基本的に不要と考えているよ。

日々の学習でカバーできそうな内容が多いね。
受講するとしても本当に苦手な科目だけにするよ!
直前対策講座
- 受講料:税込95,700円
- 受講日:6月中旬~7月初旬
- 全5科目:各3時間コース(学科Ⅳ構造のみ3時間×2コマ)
直前対策講座では、全科目とも「高確率で出題が予想される問題」をメインで行います。また、「法改正や新技術といった新傾向で出題が予想される問題」にも触れます。
学科Ⅳ構造のみ「構造力学対策」と「文章問題対策」の2コマ講座となっています。
受験当時のぼくが全科目受講した際は、直前対策講座の問題は簡単に感じました。
一級建築士学科試験の2~3週間前に行っていることもあり、試験前の最終確認のイメージで受講することをおすすめします。
直前対策講座の問題が簡単に感じる、すらすらと解けるようでしたら自信をもって当日の試験に臨めます。
直前対策講座を受講したからといって、短期間で急激に総合点が伸びる保証はありません。一級建築士試験の出題範囲は膨大ですので、試験日から逆算して勉強をすすめていきましょう。
特別対策講座のデメリット

特別対策講座を受講するデメリットについてご紹介します。
デメリットなんといっても金額が高いことです。GW講座と直前対策講座をフルで受講した場合、196,900円(税込)の追加料金が発生することです。

今年我慢した、高級ダウンが余裕で買えちゃう金額だよ・・・

総合資格学院は複数の追加講義があるからね。金銭感覚がマヒしないように気を付けないとね。
特別対策講座なしで合格する方法


やっぱり追加料金なんて一切払いたくない!追加講座を受けずに合格したいよ!

それなら総合資格学院の教材をフル活用する方法を教えよう!
特別講座を受講せずに合格する方法としては、総合資格学院で配布される問題系の資料を繰り返し解きなおすことが重要です。
独学で挑む際に、過去問を繰り返し学習し、完璧にマスターする方法と似ていますね。独学で合格するための勉強法についてはこちらの記事をご参照ください。
繰り返し解きなおすべき資料は、「過去問題集」「トレトレ」「模試4回分」「各講義の確認テスト」の4種類です。
人間の脳は、物事を思い出す際に最も記憶に定着すると言われています。テキストをみるよりも、問題を解くとこに勉強時間を割く方が効率的です。
「トレトレ」は特に出題率の高い問題を厳選しています。小さく持ち運びやすいので電車などの移動時間を活用して取り組みましょう。
「模試4回分」は総合資格学院が本試験問題を予想して作成しているだけに、本試験での的中率は高いです。時折でる高難易度の問題(構造力学計算や環境関係)以外の問題はすべて理解して解けるようにすべきです。
「各講義の確認テスト」は、科目ごとにファイルでまとめると、ストレスなく見返すことができます。また確認テストと講義の内容がまとめられているため、理解を深めやすいと思います。
これらは最低3回は繰り返し解きなおすと良いです。2回目以降は間違えった問題だけ解く手法とすることで、時間短縮するのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の内容をまとめますと以下の通りです。
- 直前対策講座のみ受講をおすすめする。ほかの追加講座は一切不要。
- 特別対策講座のデメリットは196,900円(税込)の追加料金が発生すること。
- 特別講座を受講せずに合格する方法は、総合資格学院で配布される問題系の資料を繰り返し解くこと。
直前講座やGW講座といった追加の特別対策講座についてご説明いたしました。
総合資格学院では学科・製図ともに複数の追加講義があり、料金のことから肩を落とされる方も多いと思います。
そんな時は、今回の記事を思い出していただきたいです。
繰り返しお伝えしますが、特別対策講座を受講せずとも、総合資格学院の教材を繰り返し学習すれば十分、学科試験に合格可能です。
精神的に余裕をもって臨みたい、少しでも悔やまれる部分を排除したい方は直前対策講座の受講をおすすめします。
合格するために最も重要なことは、日々の学習の積み重ねということを念頭に、特別対策講座を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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