こんにちは、ふぐたくまおです。
皆さんは一級建築士学科試験の合格を目指すため、資格学校の利用を検討しておりますか?
特に、資格学校最大手の「総合資格学院」を選択させる方は多いでしょう。

職場の先輩や、大学の友達も総合資格学院を利用している人が多いんだよね。皆とあわせてぼくも総合資格にしようかな?
皆さん、このような疑問を感じていないでしょうか?
- 総合資格は学科の合格者占有率を売りにしているが、実際に合格しやすいのか
- 授業形式や宿題の量、メリット・デメリットはなにか
- 金額が高額すぎるという噂は本当か
そこで今回は、総合資格を実際に受講していたぼくが、総合資格学科コースの実態について詳しく解説いたします。
- 総合資格学科コースはおすすめか
- 総合資格学科コースの授業形式
- 総合資格学科コースの宿題の量
- 総合資格学科コースのメリット・デメリット

学科コースは「長期・短期」があり、今回は12月~7月の期間で講義する長期コースを対象に解説していくよ
目次
【総合資格】学科コースはおすすめか?

結論を申しあげますと、総合資格の学科コースはおすすめしません。
理由は以下の2点です。
- 受講料が高すぎるから
- 学科は独学でも合格可能だから
1つ目の理由は、受講料が高すぎることです。総合資格でオプションも含めた一級建築士の学科コースを受講する場合、100万円以上の受講料が掛かります。
詳しくはこの記事の中の、【総合資格】実際に受講して分かったメリット・デメリットで解説しています。ぜひご覧ください。
2つ目の理由は、一級建築士学科試験は過去問を完璧に覚えることで、独学でも合格可能だからです。
独学で合格する方法を知ってさえいれば、資格学校に高額の受講料を支払わずに済みます。

資格学校に通っているからといって、合格できる保証はないからなあ・・・

その通り!
結局のところ、学科試験を合格できるかどうかは自分の努力次第なんだ!
独学で合格する方法についてはこちらの記事をご覧ください。
【総合資格】学科コースの授業形式

総合資格学科コースの授業形式について説明いたします。
総合資格の授業は基本的に対面式です。
計画、環境設備、法規などの各科目を担当する講師がおり、20~30人程度の受講生を対象に授業をすすめていきます。
教科書には記載のないような、暗記しやすい覚え方や語呂合わせなどを講師が行ってくれるケースがあります。苦手科目の多かったぼくとしては、嬉しいポイントでした。
また、休憩時間を利用して質問がしやすい状況です。

理解できない内容は、一度の講義の内容ですぐに質問して解決しておくことをおすすめするよ!オンライン授業にはないメリットだからね
授業の頻度は基本的に週1回で、水曜コースもしくは日曜コース(都内に土用コース有)で行われています。9:30~16:30が授業時間です。
万が一、出席できなかった場合は、ビデオ講義の受講が可能です。ぼくも平日にビデオ講義を利用したことがありました。
分かりづらかった部分は、翌週の対面授業で質問することで理解を深めることができます。
対面での授業は、12月から7月の期間で行われます。

ええ~、学科試験にむけて半年以上も通学しないといけないなんて…心が折れそう

一級建築士は覚えるべき内容が山ほどあるからね。妥当な勉強期間といえるよ。

一級建築士をどの学校で受けるべきか考えるのも大切だけど、合格するためのマインドセットも重要なんだ!
マインドセットについての記事はこちらをご覧ください。
【総合資格】学科コースの宿題の量とは

次に総合資格学科コースの宿題の量について解説いたします。
宿題は主に以下の3つです。
- 毎週の授業後に出されるもので、授業の内容に応じた問題となっています。
- 過去問集からの抜粋で、授業の内容とは全くかぶらない内容です。
- 次の授業の予習です。こちらも予習用の資料が配布されます。
基本的な上記3つに加え、追加講座などのテキストが発生するケースもあります。
ぼくの体感としては、週10~15時間程度を宿題の時間としていました。

宿題の量多すぎじゃない・・・?仕事しながら全部できるのか不安だよ

問題に慣れるまでは解くのに解答に時間がかかるからね。初期は解説から見て解答し、とにかく宿題をやりきることが大切だよ!
慣れていない問題を解くには非常に時間がかかります。宿題において悩んでいる時間は非効率です。
考えても分からない問題、特に法規は解説を先に見て宿題をこなしていく必要があります。
【総合資格】実際に受講して分かったメリット・デメリット

ぼくが実際に総合資格学科コースを受講して分かったメリット・デメリットを解説します。
メリットは3つです。
- 対面式授業のため緊張感をもてる
- 分からない点について質問しやすい
- 学習計画を管理しやすい
メリット1対面式授業のため緊張感をもてる
映像講義と対面式講義ではやはり緊張感に違いがあります。
実際に目の前に講師が立ち、自分に質問してくる可能性があればなおのこと、授業に集中できるのではないでしょうか。

講師によっては、授業中バンバン受講生に質問する人もいますので、気が抜けませんね!
メリット2分からない点について質問しやすい
また各教科の担当講師は、授業の開始から終了まで滞在しています。
授業中に質問できなかった内容でも、休憩時間や授業終了後に聞くことができますので、理解が深まるのではないでしょうか。

少しでも高い受講料の元を取ろうと、積極的に質問しに行ったのを覚えています。笑

動機が不純だね・・・
メリット3学習計画を管理しやすい
総合資格の受講生は、学習の進捗状況について日誌を書いて、毎週講師に提出します。宿題の進捗や、模試の点数を確認してもらい、学習スケジュールを提案してもらえます。
以上より、自主的に学習をすすめるのが苦手な方にとって、総合資格学科コースを受講するメリットは大きいと思います。
一方で、デメリットは以下の3つです。
- 受講料が高額すぎる
- 授業終了時間にばらつきがある
- マークシートや日誌の提出が手間
デメリット1受講料が高額すぎる
デメリットの1つ目、受講料が高額すぎるという点について、他の大手資格学校と総合資格学科コースの金額をまとめました。
学校名 | 受講料 | 追加費用 |
総合資格学院 | 935,000円(税込) | 200,000円~ 350,000円程度 |
日建学院 | 770,000円(税込) | なし |
TAC | 370,000円(税込) | なし |
いかがでしょうか。総合資格学院が他の大手資格学校と比較して圧倒的に受講料が高いことが分かります。GW特別対策講座や直前対策講座などの追加費用を支払った場合、100万円を余裕で超えてしまいます。
社会人1,2年目はもちろん、家庭をもった中堅社員の方々でも簡単に出費できる金額ではありませんね。
最近では、オンラインに特化したスタディングという通信講座があります。非常に安価で効率よく勉強をしたいという方には、とてもおすすめですので、気になる方は関連記事の料金比較表をご覧ください。

学科+製図のセットコースでも受講料は、10万円を切る破格となっているようです!!
デメリット2授業終了時間にばらつきがある
続いてデメリットの2つ目、終了時間にばらつきがあるということについて解説します。
基本的な授業時間は9:30~16:30となっていますが、講師の解説に熱が入るあまり、終了時間が20時、21時過ぎになることもありました。

日曜日の21時からジムに行くのがぼくのルーティーンだったのに・・・

授業時間のスケジュールはしっかり守ってもらいたいよね。
ただでさえ残業・休日出勤の多い建設業界ですので、休日の授業がスケジュール通りに進まないことにストレスを感じる方も多いと思います。
デメリット3マークシートや日誌の提出が手間
デメリットの3つ目は、マークシートや日誌の提出が手間ということです。
総合資格で受講生の「現状の点数」や「やる気」「授業の理解度」「講師の分かりやすさ」などを調査するために、毎回の講義や宿題とあわあせてアンケート用のマークシートを提出する必要があります。
毎回マークシートを記入する時間は10分程度だとしても、ちりも積もれば山となります。

毎回宿題以外のマークシートを記入する時間がもったいない、暗記にする時間にあてたいと当時のぼくは考えていたよ
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事内容をまとめますと以下の通りです。
- 総合資格学科コースはおすすめしない。独学でも合格可能。
- 総合資格の授業は基本的に対面式。週1回9:30~16:30で開催。
- 宿題には週10~15時間程度の時間がかかる。解答からみて効率よく取り組
- 対面式授業のため緊張感をもてる
- 分からない点について質問しやすい
- 学習計画を管理しやすい
- 受講料が高額すぎる
- 授業終了時間にばらつきがある
- マークシートや日誌の提出が手間
実際に総合資格を受講していたぼくの考えとしては、一級建築士の学科試験は独学で挑むべきだと思います。
もちろん、総合資格で質の高い対面式授業を受けるメリットはあります。しかし、100万円以上の価値があるものではなかったという印象です。
ぼくが総合資格に通っていた当時、最終的には過去問を周回して理解することで、得点を伸ばしていました。
一級建築士学科試験は、勉強時間を捻出して努力し続けた人が合格できる試験です。資格学校に通うか、独学で合格を目指すかに合否の差はないとぼくは思います。
今回の記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
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ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
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