こんにちは。ふぐたくまおです。
ぼくは、平成26年度(2014年度)に総合資格学院の一級建築士講座を受講し、合格をしました。受講生のシェアや合格実績は業界ナンバーワンを誇る総合資格学院について、僕自身が実際に通って感じたことを、まとめてみました。
- 総合資格学院の授業ってどうなの?
- 実際に通った人の体験談が知りたい
という方の参考になればと思います。こちらの記事もどうそ。
目次
総合資格学院は通った方がいいのか?
結論から言うと、通ってよかったとは思っています。
きちんと勉強を始めてから、一級二級共に一発で合格することが出来たからです。ただし、総合資格の勉強法が万人に共通するわけではありません。
- 勉強に対するスタイル、考え方
- 勉強にかけられる時間
- 経済状況
などが、人によって異なるからです。
ここからは、実際に通った経験を通して、通った方が良い人、通わない方がいい人(通う必要がない人)を分析していきたいと思いますので、お付き合いください。
総合資格学院に通って良かった点

- 宿題・テストの量がめちゃくちゃ多い
- 復習に重きを置いたカリキュラム
- 講義欠席しても、DVDブースで、受講が可能
- トレイントレーニングというポケットサイズのテキストがある
- 講師は気さくに質問に答えてくれる

順番に説明していきますね!
宿題・課題の量がめちゃくちゃ多い
これを悪い点だと考える人も多いと思います。総合資格は宿題と講義の中でのテストの量が多いことで有名です。
まず、受講開始前に大量のマークカードが、札束みたいにして与えられます。そのマークカードを毎回の講義ごとに、提出します。講義中にも配られ、それも提出します。
提出するマークカードは、
- 予習ワーク
- プレテスト
- 演習テスト
- 再テスト
- 復習テスト
- トライアルテスト
- 演習テスト 等々

ちょっと多いと思いません・・・?
講義は毎週あるので、一週間のうちに、予習、復習、前回の復習、前々回の復習など、やることは盛沢山です。これに加えて問題集もあるので、こなすだけでもかなり勉強量となります。
復習に重きを置いたカリキュラム
ぼくの印象では、予習と復習の割合は3:7くらいでした。宿題も復習に関してが多かったです。つまりインプットよりもアウトプットに重きを置いていたという印象です。
とにかく毎週毎週新しい範囲を学習して行くので、通常であれば記憶がどんどん上書きされてしまうところですが、この復習をひたすらやることで知識を定着させることが出来ました。

特に前々週の範囲の復習を、テスト形式で解く課題は、効果的だったと思います。ちょうど忘れかけるタイミングなので。
欠席しても、DVDブースで講義の予習復習が可能
休日出勤や体調不良など、どうしても講義を欠席せざるを得ない時ってありますよね。欠席したり講義の内容が良く理解できなった時など、DVDブースでその講義を学習することができます。
DVDなので、分からないところだけピンポイントで見れたり、何回でも繰り返し見ることが出来るといった利点があります。
ぼくは、本試験が近づいたとき、不安な部分をDVDで復習したりしていました。

自宅学習が苦手だったので、このブースでの学習は重宝していました。
トレイントレーニングというポケットサイズのテキストがある
総合資格の教材で最もオススメなのが、このトレイントレーニングかもしれません。最大の特徴は何と言っても手帳サイズのコンパクトさですね。赤いシートが付いているので、答えを隠しながら学習するスタイルです。
ぼくは、通勤時間にひたすら解きまくりました。本試験までに、全教科2~3周はしたと思います。
調べたら、最近はデジトレなる、スマホでトレイントレーニングの学習が出来るものもあるようですね。しかも音声や動画学習機能付きという・・・ちょっとうらやましいです。笑
講師は気さくに質問に答えてくれる
実際に学校へ通うことの最大のメリットは、何といっても講師がすぐ目の前にることです。ぼくは、高い授業料を払っている以上、講師に質問をしないのは何だかもったい気がしていたので、かなりの頻度で質問をしに行っていました。

少しでも元を取ってやろうと、貧乏根性爆発させました!笑
ほとんどの講師は、質問に対して丁寧に応えてくれた記憶があります。少なくともめんどくさそうに対応されたことはありませんでした。
ただし、後述しますが、質問をしにいくタイミングが難しく、そこの見極めが大変でした。
総合資格学院に通って悪かった点

- 授業料が高い
- 試験勉強の最中に営業が、来年の講座を勧めてくる
- 受講生が多くて質問に時間が掛かる
- 講師の当たり外れがある

実際に通っていて、「うーん・・・」と思った点を挙げていきます!
授業料が高い
授業料はおそらく総合資格が一番高いと思います。一級建築士の学科+製図の通常レギュラーコースでも、軽く100万円以上はします。
twitterなどのSNSでも、そういった口コミは良く目にします。

高いと感じているのは、皆同じだったようです。しかも、年々値上がりをしているようですね・・・
それだけ教材やカリキュラムが充実と思いたいのですが、今はTACやスタディングなど、質の高い通信教育講座もありますので、自分のお財布とよく相談して決めることをお勧めします。
試験勉強の最中に営業が、来年の講座を勧めてくる
試験勉強も佳境に差し掛かったころ、入学以来一切連絡のなかった営業マンから、こんなことを言われます。

万が一のことがあった時に備えて、今のうちに来年度の講座を申し込むことをお勧めします!受講料も多少割引ありますんで!
と言って、またしても半ば無理やり来年度の受講の仮契約をさせられました。(もちろん受かれば無料キャンセルとなりますが。)
正直少し、いやかなり嫌な気分になりました。水を差された感でいっぱいになりました。
それって今言うことなのか、と。

しかも、あんたこういう時しか顔見せないのかよ怒(心の声)
しかし、結果的には、これが発奮材料にもなりました。
「来年は絶対にここに世話になってたまるか!」という気持ちが一層強くなり、合格につながったと思います。

うーん、何だか複雑な気分でしたね。
計算だったら、恐ろしいですが、やる気を引き出すなら他にいくらでもやり方があると思うのですが・・・
受講生が多く質問に時間が掛かる
都市部の学校だと、大教室に大人数で講義を受けることになります。講義の前後は、質問しようとする受講生の長蛇の列ができます。
こうなるとちょっと質問するのが億劫になるんですよね。しかも一人当たりの質問時間も必然的に少なくなってしまいます。

最寄りではなく、ちょっと離れた駅の学校に通うというのも一つの手かもしれませんね!
講師の当たり外れがある
人間ですから、同じ講師でも教え方に差があります。
特に製図講座は、5~10人グループにつき講師が一人というスタイルで、基本的には、一度担当になった講師は、固定です。
この講師ともし合わなかった場合は、少しやりにくくなってしまうと思います。しかも製図試験のように正解がないものを勉強する場合、相性の良し悪しは顕著に表れることとなります。

幸いぼくの担当してくれた講師は、若い方で熱心に教えてくれる人でした。
Y先生、本当にありがとうございました!
実際、担当講師とウマが合わないと悩んでる方もいました。
総合資格学院に向いている人

ここまで、ぼく個人の感想、体験談を述べてきましたが、「じゃあ、俺(私)は結局どうすればいいの?」って思った方もいるかと思います。
そんな人の為にぼくが思う、向いている人がどんなタイプかを解説していきたいと思います。
- やる気はあるけど、受け身スタイルな人
- 家で勉強するのが苦手な人
- 勉強にお金を掛けられる人
- 休日はほぼ確実に休める人

自分がどれに当てはまるか考えてみてください!
やる気はあるけど、受け身スタイルな人
ぼくがこのタイプでした。笑
とにかく勉強する気はあるけど、どのように進めていいかわからない人、自分でスケジュール管理ができる自信がない人には、総合資格の「とにかく量をこなすスタイル」がおすすめです。
ほんっっっとうに量が多いため、余計なことを考える暇もなく、ひたすら宿題をやっていくことで、知識が次第に身についていくと思います。

ただし、量が多いからと言って、何も考えずやるだけじゃあ意味がないですよ!
家で勉強するのが苦手な人
ぼくは家で勉強するのが、苦手でした。
なぜなら、家には誘惑がいっぱいあるからです。漫画、テレビ、お菓子、酒他色々・・・
そしてぼくは、その誘惑に余裕で負ける自信がありました。笑
学校へ通えば、嫌でもいる間は勉強します。
講義後は、空き教室を自習室として使えるので、そこを利用して勉強してから帰っていました。

強制的に勉強できる環境を求めて行ったって感じですね。
勉強にお金を掛けられる人
正直、総合資格の授業料はめちゃくちゃ高いです。
ぼくは、普通に一級建築士の学科+製図のレギュラーコースに通いましたが、授業料は100万円以上しました。

しかも過去には、一度授業料をドブに捨てていますんで、総額はかなりの金額を総合資格に捧げています・・・
資格取得の為とは言え、気軽に100万円以上もの金額をポンと払える人はそうそういないと思います。無理してローンを組んで、生活が苦しくなるようでは、勉強どころではなくなってしまいます。
懐事情はひとそれぞれなので、自分の財布とよく相談してから入学することをおすすめします。
休日はほぼ確実に休める人
合格できるかどうかのカギは、いかに休まず出席するか、宿題をきちんと提出するかだと思います。
DVDで受講できるとはいえ、その頻度が高くなってしまえば、通信講座を受けているのと変わりがなくなり、高い授業料を払って学校に行く意味がありません。
しかし、残念ながら建築業界は、残業・休日出勤が非常に多い業界です。休日は、休めるかどうか、わからないことが多いという人は、通わない方がいいかもしれません。
総合資格学院に向いていない人

- 自分のペースで勉強したい人
- コスパ良く合格を目指したい人
- 誘惑に負けず、自己管理が出来る鋼の精神を持つ人

続いて、ぼくが考える向いていない人を解説します!
基本的には、上で例に挙げた向いている人の逆ですね。
自分のペースで勉強したい人
休日出勤が多い、休みが不定期だという方は、平日の隙間時間や不定期の休日に勉強をすることになるかと思います。
そうなると、毎週決まった曜日に講義がある学校のスタイルは合わない可能性が高いです。
であれば、通信講座などで、自分のペースで勉強をしていくことが望ましいと思います。
コスパ良く合格を目指したい人
さんざん言ってきてますが、総合資格は受講料が高いんです。
コスパでいえば、TACやSTUDYINGが段違いです。まさに桁が違います。
「一級建築士の勉強にそこまでお金を掛けたくない!」という人は、総合資格に通うことをおすすめしません。
誘惑に負けず、自己管理が出来る鋼の精神を持つ人
ぼくは、家だと誘惑に負ける自信があったので、なるべく学校の自習室を利用してました。
しかし、漫画やテレビといった誘惑に心を乱されることなく、自分で組んだスケジュールを守って勉強する自信があれば、学校へ通う必要はないと感じています。

そういうメンタルを持っている人はうらやましいです。
まとめ
冒頭にも書きましたが、ぼくは、総合資格学院に通ってよかったと感じています。
しかし、学校へ通うべきが、独学で勉強するか迷っている人は、自分がどのタイプに当てはまるかよく考えたうえで、判断するのが良いかと思います。
また、合格に一番大切なことは、「どこへ通ったか」ではなく、「どれだけ勉強したか」です。
そこさえきちんとできていれば、総合資格だろうが、日建学院だろうが、独学だろうがどうでも良いことだと思います。
以上、参考になればうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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こんにちは。ふぐたくまおです。
「何だ?この フグの帽子を被った怪しいクマ は?」という疑問にお答えします。
ぼくは、関東生まれ関東育ちの元公務員です。
平成26年(2014年)に一級建築士に合格するも、その合格までに費やした費用は、約250万円!!
自分が合格してみてわかったこと、それは、「製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能」ということ。
- できるだけ、安価で製図の勉強ができる環境を提供したい
- これから受験する学生や、卒業したての社会人に、自分のように無駄なお金を使わせたくない
そんな思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
【今だけ限定】サロン立上げキャンペーンで5人まで、合格までの間永久会費無料!(終了後は有料になります)、詳しくはこちら。
ぼくが、なぜ資格の取得までに250万円を費やしたか、こちらで詳しく紹介してるので、よかったら見てやってくださいね。
プロフィール:新卒で建築会社に入社するも、周りに流され明確な意思がないまま、資格学校に入学。その後授業料だけ払い、勉強もせず学校も行かず無駄な日々を過ごす。一級建築士の取得までに掛かった総額は実に250万円以上!
合格してわかったことは、製図を独学で勉強するというのはほぼ不可能ということ。でも、学校は学費が掛かる。もっと安価で製図を教えてくれる人がいれば、自分のように時間とお金を掛けずとも一級建築士は取れるはず・・・
自分のような思いをする人を少しでも減らしたいという思いから、作図、エスキスの添削に特化した、オンラインサロンの運営を始める。
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